二都市生活となり、確かにすべての手間が「2倍以上」になったけれど、だからこそ得るものも2倍以上だと感じる。それぞれの場所で過ごす時間を、大切にしたいと思う。 本当は金曜の早朝、ムンバイへと発つ予定だったが、夫アルヴィンドのミーティングが金曜日にバンガロールでいくつか入ったので、急遽前夜に予定を変えて...
Read more →
久しくここを不在にしていた気がする。1週間、記さないだけでもう、かなりの精神的負担である。インド生活において、日々起こることのたとえ断片であっても、ここに記すことによって「経験を消化している」のだということを、改めて感じる。 仕事に熱中していたとはいえ、ご近所へ買い物に出かけたり、人々との関わりはあ...
Read more →
いよいよ今夜の便で、日本である。明日の午後3時ごろには、福岡へ到着する。仕事もすべてすませ、お土産の調達や荷物のパッキングなどはほぼ終了。 不在時、ムンバイ宅はジャヤに、バンガロール宅はプレシラに管理を任せておけるので、特段、家のことをせずにすむのが本当によい。こうして予定通り仕事を終え、のんきにブ...
Read more →
成田空港の売店で、ランチを買う。成田から福岡へのフライトはランチタイムにかかるのだが、インドのように機内食が出るわけではないから、持ち込みである。 並んでいるおむすびも、巻き寿司も、いなり寿司も、なぜか加工されすぎている様子で、おいしそうにはみえない。日本を離れて以来、冷凍食品や加工食品を食べる機会...
Read more →
福岡は、この季節にこの冷え込み、20年ぶりらしい。ありがと。ちゅ〜もんである。それもわたしが到着した日から突然寒くなり、雪だのみぞれだの強風だの。ニューヨークに行くたび、天候に恵まれないのには慣れたが、福岡からこういう仕打ちを受けるとは。 母が新品購入していたという「薄くても温かい肌着」改め「ババシ...
Read more →
今日もまた、寒い。が、この程度の寒さでぐずぐず言っている場合でもなく、朝、天神へ向かう。西鉄バスの運転手さんが女性だった。 米国時代、女性のバスドライヴァーは普通の光景だったが、彼女たちの大半は男女の差異を感じさせない「超・体格のよさ」だった。しかし、日本の女性はとても小柄で、その声もかわいらしい。...
Read more →
せっかくヘアサロンで前髪ブローの仕方を教えてもらったのに、うまく再現できぬ上に、朝は小雨に降られて、元の木阿弥な感じの我。そんなことはさておき、本日、FM熊本である。 「マジカルフライデー」という番組で、今年の1月より隔週金曜日の朝、インドの話題を電話でレポートしている。写真は、いつもインドの話を興...
Read more →
香港出張を終えて、午後1時に福岡国際空港に到着する夫を迎えに、新しい国際空港ターミナルへ。空港内をうろうろと見学しているうちにも、飛行機は定刻通りに到着した様子。 入国審査や荷物の受け取りで時間がかかるだろうと、1時10分ごろに到着ロビーへ赴いたら、夫はすでに外へ出て来ていた。インドの国際空港では考...
Read more →
ムンバイで旅のプランを立ててているとき、夫アルヴィンドが京都と温泉の双方を楽しみたいと主張したことは記したかと思う。わたしはどちらも、どうでもよかったのだが、とりあえず福岡界隈の温泉を調べていたとき、「二日市温泉」の存在に気づいた。 太宰府に近いその温泉のことを、知ってはいたが、行ったことはない。検...
Read more →
二人で初めて京都を訪れたのは、まだ結婚前。あれは1998年から99年にかけての年末年始だったか。大晦日から正月にかけての数日を、ここで過ごしたのだった。あれから10年。 その後、『街の灯』出版の「営業旅行」と称して再び二人で京都を訪れたのが2002年。このときは9月だったが、ひどく暑かったことを覚え...
Read more →
目覚めて、昨日の京都巡りの写真を載せようとインターネットにアクセスしたら……ムンバイのTHE TAJ MAHAL PALACE……ここでもしばしば紹介している、タージマハル・パレスホテルから火焔が上がっている写真が……! ムンバイで未明、同時多発テロが発生した。タージマハル・パレス、そしてオベロイホ...
Read more →
ムンバイ宅の窓からのぞむタージマハル・パレスのクーポラ。今回のテロは、自宅から半径3キロの地区で発生した。 わたしの、インドに対する思いは、自分でもうまく説明できないほど複雑で、混沌としている。夫となった人がたまたまインド人であったというだけで、それまでは特に思い入れのなかった国。その国で、自分の結...
Read more →
京都から福岡に戻って来た。天候にも恵まれ、本当によい旅だった。旅の詳細を、逐一報告する気分にはならないのだが、しかし、心を痛めている場合ではない。ましてや感傷に浸ったり、無闇に何かを恐れている場合でもない。 先ほど、インターネットのニュースを見た。タージマハル・パレスのWASABIで、未だ銃撃戦が行...
Read more →