朝は曇天だったのが、午後になって快晴に。それに伴い気温も上がり、爽やかな日曜日となった。
ランチは、毎度おなじみカーネギーホテルのそばにあるLe Pain Quotidien。
マンハッタンへ来るたびに、このベルギー発ベーカリーに訪れている。
オーガニック素材の、素朴な味わいの料理が味わえるのだ。
今日は久しぶりにバッファローのモッツァレラチーズ。
トマトもパルミジャーノもオリーヴオイルもペストソースも、おいしかった。
それから、しっかりとした味わいのワッフルも。
ランチのあと、アルヴィンドはMBA時代の友人ヘンドリック(中国系インドネシア人)との会合へ出かけたので、わたしは一人でセントラルパークを散策。
桜の花はもうかなり散ってしまっていたけれど、なにしろ緑がやさしくて気持ちがよい。
休日、おむすびを持ってアルヴィンドと訪れていたシープメドウ。
お気に入りだった木の下では、誰かが心地良さそうに眠っていた。
セントラルパークを離れ、ひとりのうちに買い物をと、タイムワーナービルディングへ。あれこれと試着をして、いくつかを買う。
1時間半ほどのち、アルヴィンドからメッセージ。
ヘンドリックの恩師の家にいるから来ないかと。
かつて住んでいたアパートメントのすぐ近く、57丁目西のアパートメントへ赴く。ヘンドリックのプリンストン大学時代の恩師とは、日本人の教授だった。
エレクトリカル・エンジニアリング教授だったコバヤシ氏とその妻、ヘンドリックとその妻アリス、そして二人の間に生まれたばかりの女の子。
そんな場所に、なぜか急におじゃまして、しばしおしゃべりをして過ごす我ら。
前回は、ミュージカルと映画を見た程度で、あまりエンターテインメントを楽しまなかったこともあり、今回はもう少しナイトライフを充実させようということに。
今朝はカーネギーホールで、そして午後はメトロポリンタンオペラでチケットを入手した。
バレエも、と思ったけれど、ミュージカルにすることに。
直前でチケットも少なく、あれこれと選り好みをできないけれど、いいのだ。雰囲気を楽しめれば。
夜は昔からよく訪れていた日本料理店SEOへ。本当は日本の焼肉が食べたくて焼き肉リキへと赴いたのだが、日曜でしまっていた。
従って近所のSEOに変更したのだった。
銀ダラの西京焼が、おいしかった。豚の角煮もまた。
歩き慣れた街。
見慣れた街。
住み慣れた街。
インドが遠く離れてしまい、バンガロールの我が家からも遥か遠くて。
少し心もとない感じで。
しかし、共に歩く人は、この十年というもの同じ人で。
ずっと変わらない様子の。
振り返れば、わたしのうしろからのんびりと、あれこれと思案の様子で歩いて来る人。