昨日今日と、町へ出る。この地に暮らし始めて、まだ3年に満たないというのに、どうしてこうも、なにもかもが、めまぐるしく移り変わっているのだろう。
街の様子や、人の様子や、ものや土地の値段や、人々の価値観や……。
街の中心に未だ「残されて」いる大樹を目にするだけで、いつまで、この樹がここにあるだろうと、胸が迫る思いだ。高度経済成長期の日本のように、山林が、田園が、造成され、緑が失われていくのかと思うと。
広大な庭と、建蔽率が著しく低い邸宅。それがバンガロールの象徴的な風景だったという。今となっては、土地いっぱいいっぱいにビルディングが建てられ、樹木の居場所など。
MGロード沿いの銀行に立ち寄り、それからすぐそばにある革製品の店、CALONGE(←文字をクリック)を久しぶりにのぞく。
ここには、かなり質のいいハンドバッグや靴などがそろっているのだ。
その後、そこからすぐそばで開かれている民族工芸品のエキシビションをのぞく。
シルクのストールを1枚、買う。いつも、ついつい同じような色柄のものを選んでしまう。
それからラヴェリ・ロードのあたりを行き、またしてもランチはUBシティのイタリアンへ。
平らげたりして。
わたしはいったい、いつになったら食欲が「日本の大人の女性並み」になるのだろう。
どうしてこうも、食欲旺盛なのだろう。
というか、インドで、昼間から、女が一人で牛肉を食らう。
そんなことが許されていいのだろうか。
これも時代の流れであろうか。
それはそうと、サラダ、メイン、コーヒーで500ルピー以内。やはりこの店はリーズナブルだ。しかもおいしい。
さてさて、買い物をすませ、帰宅。
夜はエリカさん、ユカコさん&ジェイク君が遊びに来た。夕食の準備はメイドのプレシラに任せることにして、ひたすらに、飲んで、語った。5時半頃から、気がつけば深夜まで。
こうして、3人がバンガロールでそろって顔を合わせるのは、これが最後かもしれない。この次みんなで集まるのは、ムンバイだろう。みなそれぞれに、今しばらくは、インドにて。
飲んで食べて笑って、瞬く間に時間が過ぎていく。大人がうるさいにも関わらず、ジェイク君は途中で寝たり、一人で遊んだり、ちょっとは不機嫌になったこともあったけれど、概ねマイペースで過ごしてくれた。
あっというまに、歩くようになるのだろう。どういう声で、話すのだろう。
わたしのことは、なんと呼んでもらおうか。「みぽりん」ではまずいだろうか。
よその家の子供ながら、その成長が楽しみでならない。
ちょっと会わない間に、ぐんぐん成長中!
多少の雑菌ではやられない、免疫力の強い男になってね。