ここ十日ほど、その蕾の成長を見守り、今週に入ってからは、いつ開花するか、毎晩やきもきさせられている月下美人。
去年はすでに咲いてしまったところを見ただけだったこともあり、いったいどの状態が開花直前なのかわからなかった。
蕾が大きく成長した月曜日から三晩に亘り、夜になると書斎と庭、あるいはキッチンと庭を行き来し、開花の瞬間を見逃すまいと、一人でどたばたしていた。まさに階段昇降エクササイズ状態だ。
(我が家の場合)、年に一度の開花。しかも一晩だけ。更には、つぼみから開いてしまうまでの時間は1時間に満たないとのことなので、うっかり放置していたら、咲いている様子を見逃してしまう。
ここ数日は、小ネズミの来訪もあり、箒片手に追いかけるなど、更にアクティヴにどたばたしていた。
小ネズミといえば、これまで庭やバルコニーに出ることはあっても、屋内に入ってくることはなかった。ところが隣家が引っ越して来て庭を清掃したせいか、そこに住んでいたらしきネズミがやってくるようになったのだ。
毒餌を撒いても毎度のことながらきかず、毎日元気一杯、家の隅々を走り抜けて行く。ドアの下の1センチにも満たない隙間からすっと出入りするから、一旦追い出してもまた入って来る。
ネズミはコードやカーペット、ソファーをかじったりするので、屋内放置は危険。近々「ねずみホイホイ」をしかけるしかあるまい。
4日ほども見ていると、もはや「ペット?」な状態でもある。
夕べ遅くに出張から戻った夫に「またネズミが出たよ」と報告。
「まるでペットみたいだね。名前つける? トムって」
それを言うなら、ジェリーやろ!
夫のボケを書きたいがあまり、長々とネズミ話を説明してしまった。
さて、話を月下美人に戻そう。
今朝の蕾はしかし、過去3日間とは様子が違うことがはっきりとわかる。蕾の先端が、ほころびはじめている。
昨晩は夫が不在だったし、明日明後日は夫婦揃って不在だしで、咲いてくれるのなら今日! と願っているのだが、その通りになってくれるとうれしいものだ。
そんな次第で、参加者各位。今夜、月下美人鑑賞会@円坂寺。濃厚です。