◎欧州旅、後半。朝のパリを慈しみ眺め、チェコの首都、プラハへ飛ぶ 10年ぶりのフランスは、とてもやさしく感じられた。 たとえば夕べ、ホテルのシャワーが水しか出なくなるなど、あれこれと不都合もあったけれど。 概ね、いい思い出ばかりだ。 敢えて言えば、祖国を追われた、或いは祖国から逃げ出すしかなかった人... Read more →
◎プラハ。思うところ多く、とめどなく、何を見ても何かを思い出す。 プラハでの一日があまりに濃すぎて、どう書き残すか編集が必要なほどである。 まず特筆すべきは、今年2018年は、チェコスロバキアの独立100周年だということ。ゆえに、プラハはかつてなく、多くのイヴェントが目白押しだ。 第一次世界大戦終結... Read more →
気温が下がり、ジャケットを着ていても日陰は寒いが、日向に出るとたちまち暑い好天のプラハ。 明日はドレスデンへ向かうので、ゆっくりできるのは今日一日だけ。 カレル橋を渡り、石畳の坂道を上って、プラハ城そびえ立つフラチャヌィの丘を歩く。 24年前、この丘のはずれにある安ホテルに滞在していたのだが、上り下... Read more →
◎フラウエン教会をもう一度、反芻する。また、来ます 2泊3日のドレスデン滞在。瞬く間ながらも濃密な時間だった。 ドレスデンを去る朝、もう一度、聖母教会を見に行った。24年前のポジティヴフィルムを携えて。 あのとき泊まり、ダイニングルームで建設労働者らと語り合った安いホステルの写真。 マルティン・ルタ... Read more →
長い時間、遠いところへ旅をしていた。 記憶を巡る旅、でもあった。 インドに帰ったらもう、旅情は霧散し、日常生活の渦に巻き込まれることはわかっていたので、心に過ぎった言葉はなるたけ、旅の間に残そうと決めていた。 時に睡魔とたたかいつつも、ひとつひとつを書き留めておいて、よかった。 案の定、バンガロール... Read more →