批判的になるのはやめよう。
まずは自分のために。
そして、自分と周囲のために。
さらには、地球の未来のために。
今、直面している事態を少しでも前向きに改善するために、
今、「自分自身ができること」について、考えてみよう。
自分の脳みそと身体を動かして、実行に移そう。
他国の優れた首相の言葉を引き合いにして、自国の首相をこき下ろすのはやめよう。
それぞれの国、国土、歴史、風土、文化、人口、経済、社会……なにもかもが、異なる。
著しく異なる。
傾向と対策を同じくして、同じ効果を、評価を上げられるはずがない。
みな、かつてない事態に直面し、試行錯誤をしている。
正しいと思ってやったことが、間違っていたり、
成功するだろうと思っていたことが、失敗することもあるだろう。
だからといって、他者の失敗をあげつらい、批判したところで、何一つ、いいことはない。
自らは行動を起こさずして、周囲を批判ばかりするのは簡単だ。
そして無責任だ。
能動的に動いていれば、リーダーシップを取る人たちの苦悩も、少しは理解できるだろう。
今自分にできることに、真摯に向きあおう。
世界の情報が、瞬時に手に入る昨今。
頼りになる人の、力ある言葉を見つけ出そう。
玉石混淆の情報から、輝く光を拾い出そう。
そして、隗より始めよう。
どんなささやかなことでもいいから、自分ができることを、考えながら暮らそう。