前回の「福岡/下関時代」に続いて、今回は東京時代。視界が世界に広がった海外取材を重ねる日々、無知だったわたしが、仕事や旅を通して学んだ過程を、リアルに語っています。ニューヨーク行きの基盤を育んだ20代、東京での8年間の生活の様子、どうぞご覧ください。
【CONTENTS/ TIMETABLE】
0:30 大学卒業後、海外旅行の情報誌(ガイドブックや雑誌)の編集プロダクションに就職
1:10 初の海外取材は1988年11月、戒厳令が解けた翌年の台湾。アナログ時代の台湾取材
3:00 日本統治時代の面影を残す台湾を訪れることで、歴史を学ぶ重要性を痛感
6:00 続くシンガポール&マレーシア取材、スペイン取材で、世界の多様性を垣間見る
6:30 「給料をもらいながら編集の勉強をさせてもらっている」ような2年半だった
6:40 シンガポールの背景と日本人駐在員男性に聞いた忘れ得ぬ「永遠の夏」エピソード
12:00 ボーイフレンドに振られる。バブル時代の日本の異様さ。足を知ることの大切さ実感
14:45 ステップアップするべく転職。当時の採用事情。条件を無視し男性向け求人誌で職探し
17:12 小さな広告代理店に転職が決まる。つなぎのバイト、夜の仕事を面接で断られる
20:55 世界各地の「ドライヴ紀行」を冊子にする編集。過酷な労働環境ながら有意義な海外取材
24:30 公私に亘って「海外旅行」に取り憑かれていた。旅の記録ノートの説明
26:10 1992年、ボーナスを費やして『モンゴル旅日記』を自費出版。当時の旅先の決め方
28:50 1993年、フリーランスのライター、編集者として独立。フリーランスになった理由
30:00 年に3カ月休暇を取り、9カ月働き続けると決める。年収1000万円以上が目標
32:00 日本社会の理不尽さを体験。「底辺」でもあったフリーランスの経験から学んだこと
38:18 翌年3カ月間、欧州を列車で一人旅。英語力の必要性を痛感し、次は語学留学を決める
44:10 翌年は3カ月間、英国南部で英語学校に通う。ある日「次はニューヨークだ」と閃く
45:00 1年間のニューヨーク語学留学を目標に働く1年。収入が目標額に達したので実行
*次回[055]は、ニューヨークに渡ってからのエピソードをお話しします。