日曜日は父の日だった。16年前に他界した我が父と、今年の1月に他界した義父のために、フラワーアレンジメントを注文した。「白いユリと、あとは黄色とブルー系の花を」という簡単なリクエストと予算を告げるだけで、こんな素敵なアレンジメントを作ってくれる。
火曜の朝の今日も、いい香りを放ちながら、咲き誇っている。
家にいる時間。気分転換にお香を焚いたり、アロマを焚いたりする。花の香りもまた、とても大切。些細なことで苛立ったり、ちょっとしたことで涙もろくなったりする。そもそも感情の揺らぎが顕著になりがちな年齢であるのに加え、この事態。平常心を保つためには、かなりの努力が必要だ。
世間の人々は、どうしているのだろうと思う。
このごろはもう、オンラインでのミーティングがスタンダードとなり、読むも見るも語るも伝えるも、コンピュータの画面越し。そんな日々に一抹の懸念を抱きながらも、今はこうするしかない。
ロックダウンを契機に始めた動画撮影。そろそろ講演会やセミナーの際に語ってきたことを、少しずつアップロードすることにした。
まずは、主に学生やインターン生など若い世代に語ってきた、わたし自身の経験を通しての「海外に暮らし、働くということ」について。異文化間コミュニケーションやグローバル・キャリアといった視点からも語っている。
当初は、日本時代、米国時代、インド時代の3つにわけるつもりが、昨日撮影した「日本時代」だけで3時間近くかかってしまった。よくもまあ、語ることがあるものだ。それでもまだ、伝えたいことは多く。
編集しても長すぎるので、日本時代は2本にわけることにした。長くても1本は1時間以内に。
あと2カ月で55歳。自分の中では大きな節目だと思っている今、自分の足跡を整理しながら、次のステップに進みたいと思う。