✈︎当時のブログ(下記リンク)を紐解けば、いつまでも色褪せない写真が次々と、たちまちの時間旅行。「バンガロール」を英語の発音に合わせて「バンガロア」と表記していたのも懐かしい。
✈︎旧空港の喧騒。チェックインしたタージウエストエンドの変わらぬ緑の光景。怒涛の如くインド生活を軌道に乗せて行った日々。
✈︎ニューヨークで起業してのち、2000年に初めてホームページを立ち上げてから、過去20年の記録は、ネットの海の底に沈んでいる。いつでも拾い上げることができることもまた、記憶を鮮やかにさせているのか。書きたいことは募って尽きず。
✈︎嫌がる夫を説き伏せて、自分でもよくわからない奇妙かつ強烈な熱情で、インド移住を実行した。「半年間はお試し期間」と言いながら、自らをなだめる夫を傍目に、ぐいぐいとこの地での暮らしを構築してきた妻。
15年間。
40歳だったわたしが、55歳になった。……なんてこったい。
本当に、途轍もなく、いろいろなことがあった。これからも、途轍もなく、いろいろなことがあるだろう。
なにはともあれ心身ともの健康が第一。この地に我々が元気で住み続けていられる、あらゆる環境に感謝しつつ、16年目に突入だ。
✈︎16年目に入っても、全く飽きない、この国での暮らし。全く尽きない、この国への関心。むしろ、知れば知るほど、知りたいことが増え、好奇心はエンドレスに掻き立てられる。
「インドに好きで来たけれど、インドが好きで、来たわけではない」
などと、ややこしいことを口にしていた時期もあったが。今はこの国が好きだ。日本も、米国も、インドも好きだ。いや、あっちこっち、好きな国が、地球上にたくさんだ。
旅がしたい。
人生が足りない。
これからまた新鮮な目で、この国を見つめたい。