昨日、わたしが受けた研修は、ランチタイムを挟んで、10時から6時までの長丁場となった。米国発グローバル組織であるYPO。活動の肝となるフォーラム・ミーティングにおいて、モデレーターとなるためのリーダーシップ研修だ。わたしはパンデミックの折、オンラインでトレーニングを受け、現在モデレーターを務めている。しかし、異なる講師による、「対面での研修」は、オンラインとは異質で有意義だと思ったので、再受講することにしたのだった。
さらに言えば、わたしは英語力はネイティヴの理解には程遠く、同じ時間に習得できる量が圧倒的に少ない。だから、何度受けても意味がある。参加者が違えば、その内容も変わるので、そこもまた有意義だ。とはいえ……! 内容の濃い研修を1日に7時間以上受けるというのは、なかなかにタフなもの。帰路の車中では疲労困憊だったが、一晩、熟睡して、今はすっきりしている。記憶が鮮やかなうちに、メモを見直し、特筆すべき事項を整理しておこう。
この研修で学んだスキルは、あらゆる自分の身の回りの出来事に応用できる。米国で構築されたメソッドにつき、アジアの伝統文化や社会、倫理観に照らして、少々、違和感がある部分もある。それでもリーダーシップを取るに際しての心がけや、会社運営、家族関係、交友関係……と、多方面、ライフ全般の問題解決に役立つ。いい学びの機会を与えられていると感謝する。
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1、2枚目の写真は、先週、新居に来訪されたゲスト。COVID-19ロックダウンで引きこもっていたころ、瞬間的に流行った👋CLUBHOUSEにて出会った愛子さんと亜子さん、そして愛子さんから日本語を学んでいるスシさんがいらっしゃった。インド仏教の哲学者でありシンガーソングライターでもある愛子さん、占星家でありヨガインストラクターでもある亜子さん、そしてバンガロール出身、米国在住で、やはり👋CLUBHOUSEを通して愛子さんと知り合い、流暢な日本語を操るスシさん。
今回、スシさんが婚約式のために故郷へ帰省されているタイミングで、愛子さんと亜子さんをバンガロールに招かれたとのこと。お二人は、スシさんのご家族や親戚に歓迎され、毎日楽しまれた様子だ。
1時半ごろ到着された3人。会話は多岐に亘って濃密で、間断なく続く。楽しい。時間は瞬く間に流れて日は翳り、気づけば時計は6時半を指している。時間の経過は主観的なものである……との思いを殊更に強く感じる昨今。特に、マルハン家に来訪されるゲストは、次の予定が決まっていない限り、長時間滞在がデフォルトだ。あっというまに5、6時間が流れる。ゆえに、「我が家は竜宮城なんだよね〜」という話をする。
竜宮城の背景説明のために「浦島太郎」の説明をしたところ、スシさん曰く、 インドの二大叙事詩『マハーバーラタ』にも、酷似したエピソードがあるという。わたしは、もう一つの神話『ラーマーヤナ』を読んでいる時に、そのストーリーの構成、そして「猿を家来に鬼退治」といったエピソードをして「桃太郎の起源に違いない」と思ったことを話し、桃太郎のストーリーも語る。
『マハーバーラタ』『ラーマーヤナ』いずれも超長編で、一般に目にできるのは簡略版となった書籍。スシさん曰く、『マハーバーラタ』においても、すべての書籍に記されているわけではないが、浦島太郎の物語設定に似た部分があるという。『Babruvahana』のタイトルで、カンナダ語(ここカルナータカ州の言語)の神話映画も作られているとか。わたし自身、まだ検証していないので断言はできないが、ともあれ、その話を聞いてまた、インドと日本の遥かな歴史の繋がりに感じ入り、遥かな気持ちになる。
「美穂さんがよく書かれている「南天竺の風」とか、「デカン高原の風」というのが、今回、よくわかりました。あ〜、この風だ〜って」と、愛子さんが、帰り際におっしゃる。そう。ここを吹く風は、単なる「涼風」と表現するには足らぬ、「南天竺」あるいは「デカン高原」と冠をつけずにはいられない、独特の、涼風なのだ。……と、わたしは思っている。そのことを、わかってもらえたことが、とてもうれしい。
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ちなみに、愛子さんと亜子さんは、やはりパンデミック時代に作成していた「ミューズ座談会シリーズ」の動画に参加してもらっている。「手書き」に関して、有意義な会話がなされているので、ぜひともご覧いただければと思う。
🇮🇳🇯🇵人生を創るNOTE/「手書き」を語り合う/ミューズ座談会シリーズ ⑤/Clubhouseの「インド縁」で出会った方々と、初の対面@ZOOM
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