季節の変化に浅い高原都市バンガロールでの歳月は、意識して記しておかねば、メリハリなく、忘れてしまう。衣替え不要。ほぼ年中、同じ服を着ているから、「ついこの間、買ったばかり」と思っていた服が、実は5、6年前のものだったりということもよくある。
◉「50代になったら渋めのサリーを着こなしたい」と、気づけば10年以上前に買ったこのサリー。昨日の宴に着て行った。今回で2度目。サリーの着こなしのトレンドが変わりし昨今。派手な柄のブラウスなどと合わせて着るのも楽しそうだ。インド人の友から「サリーの着付けを教えて」とまたしても頼まれる。本気で企画しよう。😅
◉新居が完成したのは2022年5月。周囲のヴィラはしかし工事の遅延により、平日は騒音で落ち着かず、今なお街中の旧居と往来する日々。ゆえに新居にはメイドを雇っておらず、普段は自分で家事をしているのだが(インドの友人らには驚き呆れられる)、数カ月に一度は業者によるディープ・クリーニングを依頼。10人ほどの男子らが、丸一日かけて掃除するが、現場監督でエネルギーを消耗。何につけても一筋縄ではいかぬインド。
◉週末の夕暮れ散歩はたのしいひととき。まだ工事中のヴィラにこっそりと入って(足元注意)進捗を点検するのも楽し。我が亡父が建設業を営んでいたこともあり、子どものころから「土木工事現場」を眺めるのが好きだった。大工さんの仕事なども、いつまでも見ていられた。
◉コミュニティのクラブハウスができれば、プールやジムが使えるようになり、だいぶ環境も向上するに違いないが、あと一年はかかるだろう。
◉土曜日の来客。花を買い忘れていたので、BigBasket.com(スーパーマーケット)で食材を注文する際に、プージャー(宗教儀礼)のための花を買う。インドの街角では、日常的に、神に捧げる花が売られている。オンラインでも。それらを、ガラスの器に「盛り付ける」とかわいい。
◉旧居の緑も豊かだ。ゲートから一番奥の角に位置する我が家までは、この道を歩く。かつてのミューズ・クリエイションのメンバーたちにとっても、懐かしいであろうこの道。セミナーや宴の折には、夜更けまで長居するゲストを見送りつつ、ここを歩いた。
いままで何往復してきただろう。これから何往復するだろう。
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