わたしの到着に合わせたかのように、福岡から発送していた荷物が3箱、昨日届いた。今回は、南部鉄器の鉄瓶や、柴田慶信商店の曲げわっぱなども梱包していた。どちらも大切な伝統工芸品。手荷物で持ち帰りたかったが、あまりにも場所を取る。いつもに増して、無事に届くことを祈っていた。
郵便局からの知らせを受け、ドライヴァーに取りに行ってもらう。果たして、届いた段ボールは少し形が崩れていたものの、とりあえず、すべてが無傷で届いて安心した。
そんな荷物や、荷解き途中のスーツケースが、今、リヴィングルームの随所にとっ散らかったまま。いつもなら、とっとと片付けねば気が済まないところだが、今回はもう、無理はしないのだ。ぼちぼちやるのだ……と自分に言い聞かせる。
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昨日は空港から戻りしのち、午前3時ごろに就寝、昼ごろまで寝ていたかった。しかし「日本より3時間半遅れ」という微妙な時差による時差ボケで、6時、7時と細切れに目覚め、ついにはベッドでゴロゴロもできず、8時に起床。午後からは月に一度のミーティングがあるので、少しでもリフレッシュしておきたかったが、思うようにいかない。
午後3時から4時間、YPOのフォーラム・ミーティングに参加。9名のメンバーが毎月集い、定められたメソッドに則ってのミーティングを行う。自分たちのライフを豊かにするための、切磋琢磨する有意義な時間。今期、わたしはモデレーターということもあり、責任も伴う。
昨日は、旅から戻ってすぐだということもあり、場合によっては、わたしは欠席すると伝えていた。しかし、疲れていてなお、昨日のわたしは彼女たちと会い、話をする必要があった。各メンバーが、この1カ月間のアップデートを報告した後、わたしは今回の日本での出来事をプレゼンテーションさせてもらった。
自分の中でまだ消化しきれていない、日本の高齢化社会の片鱗、介護保険サーヴィスのこと、自分の家族のこと、日本の友人らの介護を巡る体験談、そして自分たちの未来の在り方……。インドと日本の社会の違いを理解してもらわなければ、わたしの真意が伝わらない。旅から戻り、まだ脳内は混沌ながらも、いつもよりゆっくりと、言葉を選びながら丁寧に伝える。
そして、メンバーそれぞれから、提言や経験談をシェアしてもらう。
彼女たちの声を聞く過程において、混沌がじわじわと冷静に移行し、自分の状況を客観視することができる。このフォーラムのメンバーとなって7年。我がライフにとって、彼女たちは、かけがえのない存在だということを、改めて思う。インドという異郷の地で、「あなたはひとりじゃない」「わたしたちが、ついている」と言ってもらえることのありがたさ。
むろん彼女たちだけではない。わたしはこれまで、どれほど、インドの人たちの助け合いの精神に触発され、学ばされ、救われてきたことだろう。特にパンデミック時代の人々の助け合いには、しばしば感嘆させられた。何があっても、一人ではない。孤独になるのが難しいほどに、一人ではない。昨日はまた改めて、それが、本当に身に染みた。
わたしもまた、助け合える人であり続けたいと改めて思う。
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昨夜は9時ごろ就寝。6時ごろに起きた。ようやくぐっすりと寝られた。ベッドの上で軽くストレッチをする。そして15分間の瞑想をし、心を整える。庭に出る。仏像に手を合わせる。裸足で草の上を歩く。猫らに挨拶をする。
トゥルシ(聖なるバジル)とブラフミー(スリランカのシンハラ語でゴツコラ、日本語でツボクサ)を摘む。洗って小さくちぎって、カップに入れる。モリンガやターメリックもいれる。サフランも少しいれる。お湯を注ぐ。お湯が少し冷めてから、蜂蜜もいれる。
それを飲んで、一日を始める。こうして綴る。
今日はこれから、Urban Companyのエステティシャンに来てもらい、アーユルヴェーダのマッサージを受ける。ベッドもオイルも何もかも、持参してくれる優れたサーヴィス。本当に、ありがたい。この週末で、ゆっくりと、軌道修正をしよう。
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