ことあるごとに、歴史は知っておいたほうがいいと言い続けて幾星霜。年を重ねるほどに、その重要性を実感する。わたしは学生のころ、大して勉強しなかった。歴史もほとんど関心がなかった。しかし、大学を卒業後、旅行ガイドブックの編集者になった1988。初めての海外取材で台湾を訪れることになってから、異国の歴史や伝統、文化を学ぶことの重要性を痛感した。ガイドブックを編集するに際しては、知っておくべき出来事があまりにも多かった。
関わる国の歴史や文化、習慣を、最低限でも知っておくと、世界を「視る目」が変わるし、自分のためにもなる。勉強にせよ、趣味にせよ、結婚にせよ……。ごく限られた自分の経験や、浅薄な知識で、事象を一刀両断することの危険性も同時に悟る。
以下の『深海ライブラリ』ブログの記事。毎度、各種セミナー動画や記事へのリンクもはっている。ぜひ目を通していただければと思う。
*写真の書籍は、ガンディーの孫によって書かれた”The Gift of Anger”(2015)の日本語訳。彼の本は、英語のオリジナルが2冊、我が家にもあるのだが、読破できないままでいた。先日、日本人の知人を通して、日本語版が今年出版されていることを知り、早速取り寄せた。ガンディーの生き様が滲んでいる。深く感じ入る教えがちりばめられている。
心が迷い乱れるときに、すぐに手に取ってページを開きたくなるような。そばにおいて、繰り返し、ページをめくりたくなるような、本。
「自分で自分を解放しなければ、誰もあなたを解放できない。」
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