バロスでの静かな島の時間を過ごしてのち、船と水上飛行機を乗り継ぎ到着したソネヴァ・フシ。この島は、基本的に「土足禁止」。つまり、裸足で過ごす。片仮名で連記するのは抵抗があるが、簡単にまとめると、エコロジカルでサステナブルな環境な中、ラグジュリアスに、ウェルネスな時間を過ごす場所、である。
今回、ソネヴァ・フシは、オフシーズンを利用して開催している「ソウル・フェスティヴァル(Soul Festival)」に参加すべく、YPOバンガロールのメンバー向けに用意されたプログラムに参加する次第。普段から、健康管理には敏感で、アーユルヴェーダはじめ伝承医学、東洋医学をも重んじた暮らしをしているものとしては、わざわざモルディヴでプログラムを受ける必要があるだろうか……とも思ったが、異なる環境で、専門家たちの話を聞いたり、未知なるトリートメントを受けるのは興味深い。モルディヴには久しく訪れていなかったこともあり、今回、参加を決めたのだった。
島内にある60を超えるヴィラは、すべて海に面している。それぞれに部屋数が異なるが、わたしたちが滞在しているのは、ウォータースライダーを備えた子供がいれば喜びそうなヴィラ。わたしたちのほかに、親しい友人3組が個別の部屋を利用する。
広々としたリヴィングやキッチン、そしてプールは共用だ。友人たちがチェックインする前に、いくつかの部屋も写真に収めた。どの部屋も、それぞれに異なる個性、木や縄を巧みに用いたインテリアが楽しく、素足で歩くのが心地よい。
ソネヴァ・フシは、食事にも定評があるらしく、日本料理店を含む複数のダイニングがあり、24時間オープンのチョコレートバーやアイスクリームバー、生ハムにチーズのカウンター、ベーカリーにスイーツのコーナーなどがある。いくら上質だとはいえ、うっかりあれこれ食べてしまいそうで大変、危険だ。
昨夜は、ボートで5分ほどの場所にあるサンドバンク(砂州。砂の小島)でカクテルパーティを楽しんでいたが、途中で暴風雨に見舞われて、みんなびしょ濡れ。雨が降ることを予測して、わたしたちはレインコートを持参していたが、それでも暴風の前にはほとんど意味はない。「どんな罰ゲーム!」などと言いながら、大笑いで船に乗り込む。これもまた、忘れ得ぬであろう思い出。
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