うみはおおなみ あおいなみ ゆれてどこまで つづくやら
うみにおふねを うかばせて いってみたいな よそのくに……
こどものころ、千早(現在の名島汐見町)の海辺にて、玄界灘を眺めながら、何度歌ったことだろう。
海の彼方に、壱岐、対馬。その先に朝鮮半島。
チューニングするたびに、韓国語放送が流れてくるラジオ。
砂浜に打ち上げられたハングル文字のゴミにさえ、旅情をかきたてられた。
海の向こうの異邦を夢見つつ、しかし初めての海外は、飛行機で、米国へ。
以来、数えきれぬほどの土地を訪れてきた。気づけば、歳月を重ねていた。
玄界灘の延長線上にあった、わたしの旅路を確認したくて、本当は船で釜山まで赴くつもりだった。
点の旅より線の旅。北京からウランバートルまで、36時間の列車旅をしたときのように。
しかし、船会社のトラブルで欠航となり、結局は飛行機で飛ぶことに。
ともあれ、生まれて初めての、朝鮮半島。
あまりにも近くて、あまりにも遠い国だった。
楽しみだ。
福岡国際空港。セキュリティチェックの「昭和感」に唖然としつつ、しかし数カ月前にオープンしたばかりだという「福岡ラウンジ」は快適。
現在、空港は改築中らしい。
思いがけず、朝ごはんも充実のおいしさで、よき旅のはじまりだ。
行ってきます!
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