久しぶりに、日本の方々をお招きする午後。駐在員夫人2名と、インド人男性に嫁いだ方1名。マダムとしては、菓子の一品でも作ってみようではないか。
ということで、今日はパンナコッタ的ミルクゼリーのマンゴーソースかけ。を作ってみた。超簡単よ。
そもそも、パンナコッタとは、生クリームに火を通して作る菓子だが、生クリーム100%だとあまりにリッチ、へヴィー&高カロリーにつき、ミルクを加えた次第。
ちなみに上の写真のパンナコッタは「味見用」で、ゲスト用には大きめをどさっと皿に盛り、上からソースをかけて、果肉を散らすのである。
このソースがもう、なにしろアルフォンソマンゴー100%。種周辺の実を、手でぐいぐいと絞るのである。ちゃんと手を洗ってるから大丈夫よ。
絞るだけでもう、果汁がふんだんにとれ、ミキサーなどにかけずとも、よいのである。100%どころか120%とでも呼びたいくらいの濃厚さである。
甘さ控えめに作ったパンナコッタ。ニューヨークの日系食料品店で調達していたゼラチンが活躍。しかし、冷蔵過程でなぜかミルク部分と生クリーム部分が分離してしまった。レシピによると、ミルクと生クリームを混ぜても分離せず仕上がっていたのに。
なにか秘訣があるのだろうか。それとも、インドのミルクや生クリームは、一筋縄ではいかぬ個性があるのだろうか。
ともあれ、味はよかった。と自分では思っている。「おいしいでしょ〜」「おいしいでしょ〜」を連発し、一番喜んで、一番たくさん食べたのは、果たして自分であった。このごろのわたしに欠けているのは謙譲の美徳かもしれぬ。もう、無理ね。
そんなわけで、平和な午後であった。
夏の、限られた時期にしか手に入らない。だからこそ、ありがたみが増すのであるマンゴー。明日のゲストにも、出すのであるマンゴー。このおいしさは、みなで分かち合いたいものである。