●やっぱり、今朝はヨガを休んでしまった。一応、6時半に起床したが、二人して「眠たいね。やめよう」と言いつつ、目覚ましを1時間後にセットし直す。
●きのうは、さほど飲んだつもりではなかったのだが、酔いが廻っていたようだ。加えて食べ過ぎたようで、少々、胃が重い。しかし朝ご飯を食べると、少しすっきりした。
●今日のボリウッドダンスは休みらしい。先週の水曜日は休んだので、久々に踊れるのを楽しみにしていたのだが残念だ。
●インド移住以来初の、ちょっとした市場調査の仕事を受けた。「きょうは、マーケットリサーチに出かけるから、午後、車を使うよ」と言うと、「え? またショッピング?」と夫。このところ、お洒落なブティックなどへ出かけるにつけ、「マーケットリサーチに行く」などと言っていたせいだ。
●ボリウッドダンス仲間のKさんより、クラスが休みだからランチに行きませんかとお誘いの電話。バンガロールで最もおいしいシーフードが食べられると評判のTigar Bayへ行く。MGロード沿い、Bombay Storeの4階にある。彼女は来たことがあるが、わたしは初めて。
●ブラックペッパーとバターソースのロブスターをシェアしよう! ということになったが、あいにくロブスターはないとのこと。マネージャーらしき男性に、ジャンボプラウン(スカンピ:手長エビ)を勧められる。5匹で1000ルピー(22ドル程度)という。インドにしては、高い。でも、二人でシェアするし、ほかのサラダやライスはリーズナブルだし、試してみることにする。
●「5匹だと、分けにくいから、6匹にしてくれない?」と頼んでみる。「それは勘弁してくださいよマダム。エビは大きくて、高級なんですよ。1匹250ルピーなんです!」「まあ、そう言わずに! ロブスター、なかったんだし、それくらいサーヴィスしてよ。今後、いい顧客になるからさ〜」
●わたしも、随分、厚かましいことを言える大人になったものである。……ん? ところで5匹で1000ルピーなら、1匹は250ではなく200ルピーでは? 計算得意なインド人でも、間違えることはあるのね。
●さてさて、水槽に入っている元気いっぱいのエビが、調理されてテーブルに。すでにシェアして出してくれるところが、インドのいいところ。それにしても、かなり大きいエビだ。しかもそれぞれ3匹ずつだ! これって追加料金とられるのかしら? それともサーヴィス? 何はともあれ、いただきます!
●思ったよりも、かなりおいしい。ご飯もパンもついてくるから、あえてエビチャーハンを頼むことはなかったが、それがなかなかにおいしくて、食が進む。ガーリックとバターの風味がいい。塩味控えめだが、醤油的ソースが添えられているので、それを付けて食べると美味! 飲みたい気分かも!
●午後は一応、仕事だから、アルコールなしで、と思っていたのだが、Kさんも、「これ、ビールに合いますよね!」と、飲みたげ。いきなりキングフィッシャービールを注文。
●すっかり満腹、よい昼餉であった。レシートをみたところ、エビは1000ルピーのまま。1匹、サーヴィスしてくれたようだ。うれしい。ふふふ。
●Kさんも、リサーチに同行したいというので、一緒にコマーシャルストリートへ。今日は、「とある情景」を求めて、カメラ片手に繁華街を歩くのである。しかし、目的の情景がなかなか見つからず、路地を歩く。「汚い場所歩き」にふさわしくない、ファンシーなファッションのKさんではあるが、好奇心旺盛でもあるので、がんばって付いてきてくれる。
●そして、目的の被写体を発見! やっぱり雰囲気を味わってみなければと、店内へ。タバコの煙が充満した、むさ苦しく汚い店内へ、入る。Kさんも、がんばって、入る。いったいどんな、マーケットリサーチなんだ。この、甘くてミルキーなチャイは、しかしうまい! と一人で飲み干す。
●わたしが撮りたいのは、隣の店なんですけど! 「僕を撮ってよ!」とうるさいおっちゃんたち(右上)。そんなに喜ばれると、撮らずにはいられないではないか。なんだかなあ。
●喧噪のただなかを、行く。道は汚いが、店店の、果物や野菜の陳列は、なぜか極めて丁寧に美しい。ある種の、インド芸術?
●そしてついには、ラッセルマーケットに到着。ついでに花を買って帰ろうと思う。Kさんも、花を買うというので、一緒に。今日はいつものバラの花束(20本入り)が、格安で50ルピー(1ドルちょっと)。その日によって、70ルピーとか100ルピーとか、値段が違う。
●この緑色の果物は、カスタードアップル。見た目はやばい。中は柔らかい実に包まれた種がたくさん入っている。その種の周りの実を食べる。甘くてクリーミーで、見た目よりもかなり、いける味なのだ。
●なじみの果物屋。カスタードアップルを味見させてくれる。丸ごと1個を、Kさんとわけて食べる。でも、買うのは2個だけ。さらに、マンゴーも新しいものを切って味見させてくれる。でも、買わない。わたしはこの店で、しょっちゅう、味見をしてばかりだ。
●マーケットで買い物をしたあと、コマーシャルストリートそばのサフィナプラザへ出かけ、ぐるりとまわったあと、帰宅。
●明日から、アルヴィンドは2泊3日でムンバイ出張だ。今回はThe Taj Mahalと、Taj Lands Endに1泊ずつ。どちらもすてきなホテルである。「ミホも、来ればいいのに。お風呂にゆっくり、浸かれるよ!」確かに。自宅では潤沢に湯が出ないから、シャワーのみの日々。だからって、ムンバイまで、風呂に入りに行くっていうのもね。
●「僕、明日、WASABIで夕飯食べようかな〜。日本食は、軽いし、おいしいし、いいもんね〜」 ひとりでおいしいものを食べるのに、少々罪悪感があるのか、いちいち言い訳がましく告白する夫。「好きなの、食べておいでよ。だけど、あなたの好きなエビのグランマニエは、軽くないからね。高カロリーだからね」
●来週月曜から、また香港出張のアルヴィンド。「打ち合わせが長引くから、帰国は土曜日になると思う。ねえ、ミホも来れば?」 よほど、一人旅が好きではない夫である。だからって、いくら旅が好きだからって、ここまで夫の出張に同行する妻も、あまりなかろうと思う。
●来週は、あれこれと、やることを決めている。本棚その他、新たな家具の調達や、模様替え、クッキングクラスも人気が出て来ているし、せっかくなら毎週ちゃんと、続けたい。でも、4泊5日あるんだったら、香港も、いいかもなあ……。