デリーに引き続き、ムンバイでも現在のところ、順調に運んでいる。移動の多い仕事なのでドライヴァーのクオリティ、道路交通状況、天候が大きな決め手となるのだが、いずれもがつつがなく、従っては「普通に」ことが運び、従っては順調なのである。
今回の仕事は出版物にするための取材仕事ではないので、あいにくこの一週間の出来事が「明るみに」なることはないが、わたし自身がインドの異なる面に接することができるいい機会になっている。
日本からクライアント氏が一名渡印しており、その方をアテンドするのが今回の仕事であるが、初めてのインドに適応してくださり、それがとてもありがたい。胃袋が強い方、というのもさらにありがたい。
ところで、アルヴィンドも昨日よりムンバイ出張。わたしの滞在先は、日本から手配してもらっていたTaj Mahal Palaceの新館(ニューウイング)だったのだが、夫も一緒に泊まることになった。
彼はTajグループのインナーサークルのメンバーのため、少々の特典がある。従っては、交渉したところ、わたしたちの部屋だけでなく、クライアント氏の部屋も旧館(オールドウイング)にアップグレードしてもらえた。
Taj Mahal Palaceは、オールドウイングが由緒ある建築物で、ニューウイングよりもはるかに雰囲気がいいのだ。だからオールドウイングに泊まってもらうことができ、とてもうれしい。もちろんわたし自身も、思いがけずお気に入りの場所に滞在できて、幸せである。シャワーの湯が潤沢に出ることの喜び。
さて今夜は、夫がニューヨーク時代に働いていたMckinsey&Companyのアラムナイが、このホテルで開かれる。もちろん、妻も招かれている。ちょうどいいタイミングにつき、今夜は少々早めに切り上げさせていただき、今日はイヴェントに参加する予定。楽しみだ。