帰国した日の深夜、つまり火曜の夜は眠れた。アーユルヴェーダのトリートメント「オイルバス」(3.5リットルの温かいオイルを、少しずつ全身に垂らしながらのマッサージ。極楽)を受けた日、つまり水曜の夜も眠れた。
にも関わらず、木曜夜、つまり夕べは、2時頃に目が覚めて、数時間、眠れなかった。遅れて来た時差ボケである。わたしだけでなく、夫もだ。
昨日、久しぶりに、あまりにも集中してコンピュータに向かう仕事をしたせいか、夕刻になって気づくと「知恵熱気味」だった。夫も遅れを取り戻そうと、昨日はずっと数字を追っていた。
二人して、種類は違えど、神経が高ぶっていたのかもしれない。
眠れない夜のあとにも、朝は来る。
本日は、クッキングクラス(補習クラス)であった。上の写真は、キーマカレーに入れるグリーンピーの皮を、皆で剥いているところである。子供の頃は、こうして、鞘に入った豆を取り出す手伝いをしたものである。
取り出した豆が、カラカラと器にこぼれ落ちるときの、軽やかな音。こういう作業は、嫌いではない。
気づけば10月も終わりで、11月は目の前。インド移住一周年だ。なんと濃密で豊かな一年であったことだろう。試験的に始めたこのブログも、つまりは一周年だ。
今後も、同じような形で書き綴るのかどうかも含め、少々考える時期かもしれない。小さな日々のことも、大きな歳月のまとまりのことも含め、ときには歩みを止め、計画を立てる必要があるだろう。
「半年後の米国行きは、西海岸にする? ヨセミテ国立公園に行こうか?」
「その前に、モルディブにも行きたいね」
「わたしは、久しぶりに欧州がいいよ」
などと、旅や遊びの計画は、計画せずとも湧き出てくるのだけれど。
夫は夫として、わたしはわたしとして、わたしはなんのためにインドに来たのか、ということについて、意識しながら、模索しながら、今しばらくを、過ごしてみよう。