これは、2007年の年の瀬に、バンガロールのホテル「リーラ・パレス」のエントランスで撮影しました。わたしが着用しているインド伝統衣裳について、今日は簡単にご説明したいと思います。
これは、サリーとは似て非なる、「レンガ・チョリ (Lehnga-Choli)」と呼ばれる衣服です。レンガとは身体にフィットする長いスカート、チョリとはブラウス(トップ)を意味します。
長いスカートとブラウス、そして長いストールの3点セットです。きらびやかで派手なものが多く、結婚式の衣裳としても着用されます。豪奢なものは、どっしりと重量感があり、筋力トレーニング状態です。大げさです。
これはウエディング・フェアでの写真。このように派手な民族衣裳を扱う店のブースが延々と並びます。ともかくきらびやかで、圧倒されます。
派手な中にあって、稀少な黒を探し当てました。鍛え上げられていない引き締まりのない腹部を露出。日本に住んでいたならば、決して考えられないファッションです。すみません。
しかしここはインド。相撲取り並みの体格の、恰幅のよいマダムたちの、派手な腹部の露出を見慣れているせいか、変に度胸がついて、露出してます。不要な度胸ではあります。
【参考資料】 恰幅のよいマダムらの一例。チェンナイのサリー専門店にて。先日も記しましたが、インドでは「足首隠して腹隠さず」が、女性の伝統衣裳における一つのルールです。いろんな意味で、励まされます。
右端のわたしが着ているのは、ガグラ・チョリと呼ばれるもの。ガグラ(Ghagra) は、レンガに比べるとギャザーがたっぷり寄ったデザインです。
レンガ・チョリにせよ、ガグラ・チョリにせよ、サリーよりは着やすくて着崩れもしにくいので、ダンスパーティなどにも好適です。