今日は久しぶりにサリーを着ました。お気に入りの「絞りのサリー」です。それに、先日購入したパールのネックレスを合わせました。
パールといってもきれいに丸いものではなく、これは小さなもの、形の悪いもの、傷物をひとまとめにしたもの。
とはいえ、束になるとこれはこれで個性的。不揃いながらも質感がよく、とても気に入っています。
これはシルヴァーのゴールド・プレート。つまり「銀に金メッキが施されたもの」ではありますが、その分リーズナブルでもありますので、気軽に着用できます。
さて先日、インドのパールについてご説明しましたので、今日はわたしがインドで購入した、パールが用いられたお気に入りのジュエリーをご紹介します。
この小鳥のペンダントヘッド。本体はシルヴァーで一部、金メッキが施されています。
そこはかとなくアールヌーヴォー的なところが、個性的で気に入っています。地元商店街、コマーシャルストリートにあるシルヴァー専門店で見つけました。
インド各地の職人らから取り寄せられる銀と天然石(半貴石)のジュエリーを扱うこの店。
ごちゃごちゃと飾られた商品の中に、時折「これは?!」と思うものが見つかるので、インド移住当初は、しばしば足を運んでいました。
大半の商品が非常に手頃な値段なので、日本へ帰国する際のお土産などにも好適なのです。
このように、大きなタッパーの中に、ビニル袋で仕分けされたジュエリーが、実に無造作に、どさどさと入れられています。どこまでも雑なインドです。
大半が、このようにゴテゴテとした感じのものの中に紛れていた、繊細な小鳥と真珠。
この小鳥のペンダントヘッドは、たった一つしかありませんでした。このようなテイストで、他のジュエリーはないのかと店の人に尋ねましたが、あまりないとのこと。
どこかしら、アールヌーヴォー的な、このような細工のシルヴァーは珍しいので、「同系列」のものを見つけたいのですが、そう簡単には見つかりません。
ときどき立ち寄っては、じっくりと捜索、発掘する必要があります。
この指輪は、チェンナイ出張へ赴いたときに、アメジストというすてきなブティックのコンプレックスで見つけました。
ここにあるジュエリーは、ラジャスタン州ジャイプールから届いているとのこと。
宝石の街、ジャイプール、そしてわたしのお気に入りのブランド"Amrapali"については、また改めてご紹介します。
この指輪、古典的なデザインながらも、ゴテゴテとしすぎておらず、上品に使いこなせるところが気に入っています。着け心地もとてもよいので、使用頻度が高いです。
インドの伝統的なゴールドジュエリー店では、主に22金(22カラット)のゴールドが主流ですが、最近ではインドでも18金のジュエリーが増えてきたようで、この指輪も18金です。
この左側のイヤリングは、先日ムーンストーンの雪見だいふく指輪を作ったムンバイのお店で見つけました。
しずく型のパールがかわいらしく、ホールド部分のサファイアも滑らかで上品です。
このネックレスは、使用頻度が非常に高いお気に入り。バンガロールにあるハイダラバードのジュエリーショップで購入しました。
これも、形がいびつで傷のあるパールが主人公ですが、滑らかなスモーキークオーツとの相性がとてもよく、着け心地がとてもよいのです。
身に付けていて重量感を覚えさせない、肌に合うジュエリーです。
「インド的に」粗雑に扱いすぎたせいか、一部、糸がほどけて小さな真珠の屑が数粒取れてしまいましたが、今のところはノープロブレムです。
この正統派な二連パールは、2008年の誕生日に、夫からプレゼントしてもらったもの。上記と同じ店で購入しました。
新しいプロフィールの写真を撮る時に身に付けたものです。
大粒の一連とこの二連をどちらにするか悩みましたが、こちらの方がお手頃ながらも、量感があるし、サリーにも洋服にも合わせやすいので選びました。でも、大粒も、とてもすてきでした。
インドに暮らし始める前までは「肩が凝るから」と、ネックレスもペンダントも、イアリングも一切身に付けていなかったわたしが、今やジャラジャラとした女になってしまいました。
一度ジュエリーを身につける楽しさを知ると、後へは引けません。
インドでは、手頃な予算でさまざまなジュエリーが手に入るため、購買意欲がつい燃え盛ってしまいます。
ともあれ、40歳をすぎて初めて、ゴールドや天然石を身にまとう楽しさを味わっている日々。
ゴールドの話、真珠の話と続いて、なかなか天然石の話題に至りませんが、これからもインド・ジュエリーの魅力(の、ごく一端)を少しずつご紹介しますので、どうぞ気長にお待ちください。