今日はOWCのコーヒーモーニングが開かれるホテル、THE LEELA PALACEへ。隣接するショッピングモールにあるブティック、PLANTATION HOUSEに立ち寄りました。
2009年末にオープンしたこの店。デザイナーのシャリニが、キャリア15年目にして初めて持った、自分の店だとのこと。
シャリニがすべてデザインし、裁断したという衣類。自宅の工房で、数人の職人たちと作り上げているそうです。
この店の服は、一般的なインドの服にありがちな「派手な柄物」ではなく、いずれもシンプル。ストールやジュエリーなどと合わせやすいのが特徴です。
更なる魅力は、その布のやさしさ。木綿も絹も、すべて手織りで、染料も天然素材が用いられています。
母も店に入るなり、衣類の質感のよさを気に入ったようで、いくつかを手に取り試着をはじめました。
肌にやさしく、しかも軽め。着心地がとてもよく、気に入ったようです。ここしばらくは、母の買い物に付き合うだけ、と思っていたのですが……。
普段はあまり着ない地味な色ですが、明るめの色のパンツやジーンズ(デニム?)などと合わせて、日ごろ出番のない大振り(長め)のネックレスなどをつけるとよさそうです。
ちなみにこれらの写真は、店員さんに撮ってもらいました。何枚か同じようなものを着るとき、こうして写真に撮ると、どっちが似合うのか、客観的に見やすいのです。
とはいえ、いつもこんなことはしませんが、他のお客さんもいませんでしたので、店員さんと相談しつつ、ゆっくりと選んだのでした。
買い物のあとは、ホテルのレストランでランチ。その後は母をアーユルヴェーダの診療所まで送り、買い物に出かけ……と、瞬く間に一日が過ぎて行きます。
さて、明日はチャリティ・ティーパーティ。今夜は夫も出張中ですので、のんびり静かに、菓子作りを楽しもうと思います。
⬇︎2009年12月19日の記録を転載
バンガロールに戻って1週間がたった。年末ということもあり、イヴェント盛りだくさんのような気がするが、実際には、日本の忘年会シーズンなどに比べると、スロー且つ呑気なものである。
今日は、ムンバイ宅で使っていた自家用車も届き、これで引っ越し関連の一連の業務は完了だ。と言いたいところだが、まだ段ボール箱多数の開封が終わっていない。ゲストルームに置き去りのままだ。年内に片付けたいものだが、あやしいところだ。
木曜日は久々に、OWCのコーヒーモーニングへ出かけた。バンガロールの社交シーンは、ムンバイに比べると、なぜかしら穏やかなムード。人々が放つ空気がリラックスしている。都市の個性が、人々の感情にも反映するのだろうか。
わたし自身、バンガロールの友人らの前では、
「ムンバイは都会よ〜。バンガロールは田舎だわ」
などと、自分ちがバンガロールにあるにも関わらず、「ムンバイカー気取り」な2年間だったのだが、戻って来た途端にネジが緩むのがわかる。
リーラに隣接するショッピングモールで新しい店を発見した。PLANTATION HOUSEというその名の店。米国のEileen Fisherの衣類を彷彿とさせる、素朴な風合いとシンプルなデザインの服が、上品に並んでいる。
店にいた写真の彼女に「オープンしたばかりなのですか?」と問うたら、先週の土曜日に開店したばかりだとか。聞けば彼女、シャリニの店なのだと言う。
この仕事を始めて15年だというシャリニ。これまではいろいろな店に商品を卸していたが、第一号店をようやく持てたらしい。
やはり米国のアパレルショップ、ANTHROPOLOGIE風の、米国の開拓時代を思わせるインテリアは、友人の建築デザイナーが手がけたのだとか。
シャリニがすべてデザインし、裁断したという衣類は、自宅の工房で、数人の職人たちと作り上げられている。インドの素材が用いられた、肌触りのいい手作りの品々。とてもやさしい風合いだ。
わたしは綿と絹の混紡の、シンプルな紅色のオーヴァーシャツを買った。
やさしい笑顔の、とても感じのよい彼女。初めて出会った見知らぬ女性でありながらも、店のオープンを祝せずにはいられない、そんな雰囲気を漂わせていた。
■PLANTATION HOUSE←ホームページ