昨年末、ご紹介し損ねていたファッションブティックについて、今日は記しておこうと思います。
以前、ムンバイ店を訪れたことはあったのですが、バンガロール店を訪れたのは昨年末が初めてでした。
アーメダバード発のこのブティック。インドの伝統的な手工芸の技術が、モダンに生かされたサリー、クルタ(チュニック)やデュパタ(スカーフ)などがそろっています。
整然と並べられたサリー。絣、絞り、織、いずれもインド各地の職人が手がけたものだそうですが、デザイン自体はこのブランドのデザイナーが指示しているとのこと。
一枚のサリーに、複数の異なる色調が共存。その組み合わせがまた、目を引きます。
先だって、シルクマーク・エキスポでサリーを購入したばかり。ここはぐっと我慢して、しかし普段着やすいものをと、クルタとデュパタを買い求めました。
自分で好きな組み合わせを選べるところが魅力です。あれこれと手に取りながら、店員さんのアドヴァイスを参考にしつつ、絞り込んでいきます。
これは、一番上の写真で着用しているマオカラーのクルタと、絣のデュパタ。光沢が美しく、艶やかにも上品な印象です。
本日、この服装で今年初めてのOWCのコーヒーモーニングに出席したのですが、一部友人からも好評でした。
これはブラウンと橙色のコンビネーションが気に入った一枚。デュパタは絞りのものを選びました。ちなみに、実際は、写真よりも「落ち着いた色調」です。
デュパタはもちろん、他の服にも合わせられます。
これは、黒の上下にデュパタを合わせて見たときのもの。なかなかにいい感じで応用できます。
このブティック、アーメダバードをはじめ、バンガロール、ムンバイ、デリー、プネ、ゴアなどに店舗があります。ご興味のある方は、下記のサイトを参考になさってください。
■BANDHEJ (←CLICK!)
ところで本日は、日本のテレビ制作会社の方々の来訪がありました。バンガロール在住の知人がとある番組に出演するということで、彼女の取材の一環です。
今回、わたしはあくまでも「友情出演」。あまり派手にはできません。
とはいえ、せっかくですから「インド人の妻なムード」を演出したく、地味ながらも味わい深い、お気に入りの絞りのサリーを選びました。
カメラの具合によって、色調が異なって見えます。実際の色味は下の写真の方が近いです。ちなみにサリーの着方、微妙に変えて映しています。
パルー(ひらひらとたなびく部分)を普段は折り曲げずに着ていますが、このようにプリーツをつけて肩に載せる着方も一般的です。
お察しの通り、この方が、身動きが取りやすい着方です。贅肉豊かな脇腹が露出するのが難ですが、スタイルのよい女性には、身体のシルエットがきれいに出る着方だと思います。
番組は2月頃に放送されるとのこと。テレビ番組とは時間をかけて撮影しても、どしどしカットされてごく一握りだけが放送されるということは、以前自分が出演して痛いほど実感しています。
従っては、全シーンをカットされる可能性もあるということは理解しているのですが、せっかくですから30秒くらいは採用してもらいたいと願っております。
※後日談:坂田出演シーンは丸ごとカットされておりました……。