ハロウィーン&クリスマスのW企画的様相を呈している今年最後のサリーズ。我が家の猫ブラザーズも参加しての4曲目は、今からちょうど半世紀前に発売されたエルトン・ジョンの “Your Song” (邦題『僕の歌は君の歌』)。
恵美子さん大好きな曲で、子どものころ初めて買った「CD」がこの曲だったという。初めて買ったのが「レコード」じゃないところに若々しさが漂う。ともあれ「じゃあ、やろう!」ということになった。
自分の声の高さに合う音源を探していたところ、「レディ・ガガ」がカヴァーしたもののピアノカラオケが見つかった。
ピアノ音源をもとに、いつものごとく恵美子さんが「W恵美子」と化して、すんばらしいアレンジの音源を送ってくれた。もう、歌なしでこのまま聞き入っていられる美しさである。
歌を入れることで、この演奏をダメにしてはならぬと、今回は、自分史上一番、練習した。レディ・ガガの音源で練習しているがゆえ、彼女の「行ったり来たり」してる音程の真似をしたくなり、それがまた難易度高く。
数週間、聴きまくって、なんとか歌えるようになったが、まだ8割程度。のびしろはあるが、完成まで待っていたら年があけるので、一旦、録音した。また来年、挑戦したい。
今は片耳にイヤフォンをして音源を聴き、片耳で自分の声を聞きながら、自分の声を録音しているので、音程が取りにくい。そろそろ、あの「金魚すくいの大きいの」みたいなのがついた録音用のマイクとか、大きなヘッドフォンとか買おうかな。
ちなみに以前はiPhoneで撮影と録音を同時に一発勝負でやっていたが、今は歌だけ、iMacのGarageBandで録音している。どなたかお勧めの機材があれば、教えてください。
ところで、この「僕の歌は君の歌」は、はじめに歌詞ありき。作詞家バーニー・トーピンが、エルトン・ジョンに歌詞を渡したあと、15分ほどでエルトンが曲を仕上げたという。昨年公開されたエルトン・ジョンの半生を描いた映画『ロケットマン』を見たくなった。
ぜひ歌詞の味わいを楽しんで欲しいので、自分の言葉で訳してみた。参考までに。動画はコメント欄にリンクがあるので、ぜひともお楽しみください。
◎僕の歌は君の歌 (訳/MIHO)
心の中にある、ちょっと、おかしな気分。
僕は、自分の気持ちを、うまく隠せる方じゃない。
お金はあまりないけど、でももしもあったら、
君と一緒に住める、大きな家を買いたい。
もしも僕が彫刻家だったら……それはないかな。
あるいは媚薬を作れる、旅芸人だったら……。
ほんとうに、大したことじゃないんだけど、
でも、これが今の僕にできる精一杯。
僕の贈り物は僕の歌。そしてこれは君への歌。
この歌が「君の歌」だってこと、みんなに言っていいんだよ。
ちょっとシンプルだけど……でも、もう書き上げたんだ。
君の気に障らないことを願うよ。
どうか、気にしないで欲しい。
僕が記したこの言葉。
君がいる世界は、なんてすばらしいんだろう。
屋根の上に座って、苔を蹴とばした。
うまく書けず、手こずったところもあって。
でもね、僕がこの歌を書いているあいだ、
太陽はとてもやさしかった。
これは、君みたいに魅力的な人のための歌なんだ。
ごめん、僕って、いつもこんなふうなんだ。
君の瞳が、緑だったか青だったか、忘れちゃったよ。
とにかく僕が言いたいのは、
君の瞳は、誰よりもいちばん、すてきだってこと。
この歌が「君の歌」だってこと、みんなに言っていいんだよ。
ちょっとシンプルだけど……でも、もう書き上げたんだ。
君の気に障らないことを願うよ。
どうか、気にしないで欲しい。
僕が記したこの言葉。
君がいる世界は、なんてすばらしいんだろう。