歳月に名前をつけるならば。今週は油性の極太マジックで「布とサリー」と記すだろう。裏写りするくらいの筆圧で。
一昨日、昨日と、サリーに縁のある場所へ足を運んだ。そして今日は改めて、一昨日に訪れたAMBARAへ。敬愛する友、デヴィカに会うために。
わずか1時間余りの間にも、インドのテキスタイルの歴史や伝統を教わり、若者らの話を聞き、日本とインドの縁を再確認し、その興味深さに圧倒される。
忘れたくはない。きちんと学んでおきたい。書き留めておきたいことが多すぎて、脳味噌がいっぱいいっぱいだ。
先日も記した通り、VAYATI WEAVESは、若者がデザインした、伝統的な手法のサリーのコレクション。伝統の中の斬新。あたり一面の、不易流行。勢いでまたしても2枚、購入してしまった。
各地のテキスタイルの、それぞれのストーリーがまた味わい深く。「宇宙」という名のついたワークなどもあって引き込まれる。
……とランダムに書いては尽きないので、週末は記録を整理しようと思う。
一昨日、アディティヤが、日本の藍染と絣(かすり)に興味があると話していたので、数年前の一時帰国時に購入した久留米絣のジャケットを持参し、女性用だけど着てもらったところ……ものすごく喜んでいた。ちなみに彼が身につけているルンギもインドの絣。日印コラボの写真となった。
みなが絣の着物を着ている、我が祖母の子供時代の写真なども見せたら、みな興味津々。
日印を結ぶさまざまなアイデアが浮かんでは消える歳月。パンデミックにより世の有り様が変わる中、自分がやることも絞り込まねばと改めて思いつつ……。
🥻本日、着用しているサリーは6年前に購入した。タッサーシルクにポルカドットがかわいらしくてお気に入り。わたしが手に持っているのはダッカ・モスリンの木綿のサリー。夢のように柔らかく心地のよい織物。ダッカ・モスリンにまつわるストーリーも深く、英国統治時代の悲劇も重なる。
伝統的な手法に若者のデザインを反映させたこのサリーに一目惚れし、買った。
この日の購入は一枚にとどめようと思っていたが、アディティヤがデザインしたこのサリーのデザインもまたすてきで、絞れずこちらも購入。もうこれからは、サリーを頻繁に着るのだとの決意とともに。🥻
昨今ではサリーのブラウスもさまざまなデザインがあり、斬新な着こなしが楽しめる。ほとんどがパツパツになってしまった我がサリーのブラウス。これを機に少しずつ、快適で新しいデザインのブラウスに作り直そうと思う。