百聞は一見にしかず。写真を見ても決して伝わらない質感を受け止めてもらえた、実に豊かな1日だった。本日、そして明日の展示会の様子はまた、後日詳細をレポートしたい。
その前に、昨日の出来事を。
今回の京友禅サリー展示会のために、京都から来訪された竹鼻夫妻。「京友禅サリー」の発起人である「京都工芸染匠協同組合」の理事長、竹鼻進氏(タケハナ染匠)と美幸夫人のお二人をご案内した。
インドは初めてとのことだが、海外旅行には慣れていらっしゃり、スパイシーな食べ物も問題ないとのこと。わたしは、インド移住以来、過去17年間、実に多くの方々の視察や旅行のアテンドを行ってきたが、お腹を壊された方は一人もいない。
この「誇らしい記録」を守るべく、油脂の多いもの、刺激が強いもの、生ものなどは、普段あまりお勧めしていない。
お二人が滞在されているのは、我がお気に入りのTAJ WEST END。ここでの朝食ブッフェをとても楽しまれたご様子で、滑り出しは好調である。
長旅の直後かつ展示会の前日ということもあり、ゆっくりめの行程で、しかしインドのテキスタイルやファッションの様子が垣間見れる場所をご案内。
RainTree、Nalli Silk、C.Krishniah Chetty…。
ランチは、UBシティで無難にイタリアンなどがいいだろうかとも思ったが、インド料理で問題ないとのことなので、バンガロール・クラブで南インドの定食「ミールス」を。我が夫が辛い料理が苦手なので、二人でインド料理を外食することはほとんどない。わたしにとっても久々においしいミールスであった。
無数のサリーを眺め、その多様性の一端をご覧いただく。また以前もここで紹介した老舗ジュエリーショップのクリスタル・ミュージアムで、桁外れに豪奢なゴールドや宝石満点のジュエリーを見ていただく。
インドのファッション市場の歴史やトレンドをご説明しつつ、少しでも、現実的なインド市場の一端を見ていただきたいと思う。
夕暮れどき、オベロイホテルでサウスインディアン・コーヒーの昔ながらの飲み方「デコクション」を注文。この濃厚コーヒーと濃厚ミルクをブレンドした1杯も楽しんでいただけた。☕️