ヴィーガンでなくても十分に楽しめる、「Namu Recommends Vegan Market」のヴィーガン・マーケット。アート・ギャラリーKYNKYNYのオーナーでもある多才な彼女が、数年前にスタートさせたこのマーケット。
わたしにとって3度目となる今回の開催場所は、新居に程近い北バンガロールのヤラハンカ。先週の曇天とは裏腹に、夢のような青空が広がる今日、夫と二人で赴いた。試食したり、試飲したり、ランチを食べたり、試着したり、肌に塗ったり、香ってみたり……。
店のオーナーの話を聞いたり、あるいは偶然居合わせた友人知人と語り合ったり……と、1時半から、なんと4時間近くもマーケットを楽しんだのだった。
身体に優しい天然自然の商品ばかり。どれも安心して使えるのがうれしい。愛用のブランドもあれこれと。すでに顔なじみの店主たちもいれば、オンラインで知り、愛用しているブランドの創業者たちに会うなど、新たな出会いもあり。
一つ一つのブランドの紹介をしたいところだが、今日のところは割愛。今回もまた、夫婦で、親子で、と、ファミリーでビジネスを立ち上げた人たちの多さが目に留まった。インドらしい情景だと思う。
インドではEコマースが定着し、過去7、8年でオンライン・ショッピングの機会が激増している。さらにはパンデミックを経て、その勢いは加速した。利便性は高まった一方、自分が出歩き、手にとって、商品を眺め歩く「買い物」の機会は激減。だからこそ、このようなマーケットが楽しい。
翻ってマルハン家。夫はインドで買い物をすることはほとんどなく、年に一度のニューヨークで衣類を購入してきた。しかし最後にニューヨークを訪れたのは2019年5月。つまり3年以上、ほとんど「ショッピング」をしていない。わたしが時折、彼に似合いそうなものを購入するだけだった。
普段はショッピングを好まない彼も、今日は、ファンキーなシャツなどを数枚、購入。ずいぶん楽しんでいた。
このマーケットは明日、日曜日も開催される。市街中心部からは少し外れるが、足を運ぶ価値ありの楽しいマーケット。バンガロール在住の方は、ぜひ!