◎月に一度の、FM熊本のラジオ収録のため6時起床。今回で147回目、今年から11年目に入る。年初の話題は「インドの祝祭日と宗教」について。国民の休日のほか、各種宗教の祝祭、地方ごとの祀りごとなど、なにかと「休み」になることが多いインドだが、それに加えて昨日今日のようなストライキなどもあれば、モンスーンシーズンのムンバイなどでは豪雨で休みになることもある。
◎ヒンドゥー教、イスラム教、キリスト教、スィク教、仏教、ジャイナ教、ゾロアスター教……と、各宗教の正月や祝祭日は、太陰暦などそれぞれの暦に基づいていることが多く、つまり毎年、祝祭期間が変更するのも、ややこしさを助長する。
◎もう何度となく言及してきたことだが、インドでは少なくとも「週休3日制」と考え、さらに9月以降のホリデーシーズンに至っては、「週休4、5日制」と思ってスケジューリングをしたほうがいい、ということも言い添える。仕事の間に休むのか、休みの間に働くのか、何が何だかよくわからないのがインドの日常だ。そうしてこの国は成り立っているのだから、合わせるしかない。
◎さて、ストライキ2日目の本日。「予定通り」であれば、すでに昨年、完成していたはずの新居の進捗状況を見に行くことにした。空港へ向かう途中のヤラハンカというエリアにあるヴィラだ。「家が完成しても、周りに何もないから引っ越したくない」と言っていた夫だが、物件を購入した当初から比べると、ずいぶん開発が進み、利便性が高くなっているようだ。
◎最後に見に行ったのは昨年3月。以来9カ月は経っているはずだが、案の定「気持ち、進んだかな?」という程度。昨年はかつてなく雨が多かったし、工事が遅れることは想定内だったが、意表をついて「意外に進んでる?」なサプライズが欲しかった。ないな。
◎このデヴェロッパーは「仕事は遅いがクオリティは高い」(インド比)という信頼できる筋の評価があり、さらにはわたし自身、いくつもの物件を見て回った結果、「たとえ遅れてもここがいい」と決めた経緯もあるがゆえ、ひたすら完成を待つのみである。建物の基盤と箱がほぼ出来上がっているので、ここからは、さほどかからないと「希望的観測」される。
◎インドに住んでいると、「長生きしないとな」との思いが、改めて強くなる。完成してからしばらくは、今の家と新居を行き来してライフスタイルを決める予定だ。などということも、「出来上がってから考えたら?」と自分に言い聞かせる。
◎帰路、久しぶりに韓国料理店アリランへ。この店に来るのは、いつも慈善団体訪問のあと。夫と来るのは7、8年ぶりではないだろうか。夫の好物である石焼ビビンパとパジョンを味わって満足。売店でモヤシや木綿豆腐、キムチ、深ねぎも購入した。ここの豆腐やモヤシ、どちらも新鮮でおいしいのだ。今夜の食卓も韓国風になりそうだ。
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