「最終確認」が繰り返される中、「最終(ファイナル)」は一度に非ず。という、この国スタンダードを再認識するここ数週間。
現場監督をせずにはいられない者としては、「受け渡し前の大清掃」にも立ち会う。専門業者の仕事っぷりを眺めながら、言いたいことが溢れるのをそこそこ我慢しつつ、ときどき我慢ならず。
厭味な姑のように、指先でスッと埃を確認したりする。蛇口の磨き残しや、壁の拭き損じを指摘する。指摘するより自分で拭いた方が早いと、途中からは、準備していた掃除道具を取り出して、静かに働く。
自ら労働したくても、労働すべきではないという「ポイント」が、インド世界には多々ある。だから、手を出さずにいるべきだとの見方もあるのだが、とはいえここは、我が家につき。しかも、呑気に構えている時間的な余裕もない。
無論、バンガロール市街にある現在の家も、引き続き維持し、新居は当面「別荘」扱いなので、丸ごと引っ越す必要がないのは楽といえば楽なのだが……。宙ぶらりん状態が続くことに、耐えかねているのだ。
ともかくは、月末に日本へ一時帰国する前に、諸々、すませておきたいのだ。ちなみに空港へ向かう途中のヤラハンカというエリアの北部にある新居の界隈は、落ち着いたらドライヴに出かけたいスポットがいくつもある。
今日は、掃除の合間、気分を落ち着けるために、軽食をとるべく近所の乗馬スクールへ行った。かわいい馬たちと挨拶を交わし、すっかり和む。動物はいいなあ。
このほかにも、半径数キロ圏内にワイナリーやアンサナ・スパ、新しくできたばかりの一大スポーツセンターもある。ボリウッドの有名女優であるディーピカ・パドゥコーンの父親で著名なバドミントン選手のプラカッシュ・パドゥコーンも関わっている。バドミントンをはじめ、クリケット、テニス、水泳、バスケットボール、射撃、陸上競技場など、多彩な施設を備えている。
Padukone - Dravid Centre For Sports Excellence
➡︎ http://centreforsports.in/
これまでとは異なる、バンガロール生活の第二章が始まりそうだ。さて、もうひと頑張りいたしましょう。
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