サロン・ド・ミューズのある日には、
タルトを焼くにも型を使わず。
20名を超えると、オーヴンぎりぎりのサイズで焼くのが効率的。
というわけで、シリコン製のクッキングシートに、
タルト生地を直接載せて、伸し、焼く。
ちょうどゲストが来るころに焼くと、
家中にいい香りが立ちこめて、
食べる前から、幸せのお裾分け。
タルト生地が冷めるころに、ティータイム。
夕べのうちに作っておいたカスタードクリームを塗る。
生クリームを泡立てて、塗る。
マンゴーも、イチゴもない今の時期。
見栄えは地味だし、廉価だし、あまり有り難みのないバナナ。
しかし年中、役立つフルーツだ。
なにしろ、インドのバナナはおいしいから。
いつもなら、ザクロなどで彩りを添えるが、
今日はもう、面倒だ。
たたたたたたた〜っとスライスをして、
ざざざざざざざ〜っと並べて、
ひたすらの、ひたすらの、バナナ・タルト。
義理の両親もサロン・ド・ミューズを見学。
歌を聴き、折り紙作りを眺め、お茶を共にし、
とても楽しんでいた。