先日、記したキッチン用品店、Sur la Table。
クッキングクラスも随時開催されている。
ホームページでクラスの詳細を確認したところ、
いろいろと魅力的な内容。
最も興味のあったいくつかのクラスはタイミングが合わず。
しかし、一度は訪れたいと思っていたので、
今日、時間的に都合がいいこともあり、
ピザ作りの講習を受けることにした。
午前11時の開始。ホテルからは10分足らずのロケーション。
教室では、レシピの資料とエプロンが用意されている。
そして、朝からワインが飲みたくなるようなスナックも。
用意された素材をまぜ、しっかりこねて、まずは生地を作る。
今まで使っていたレシピに比べると、水分が多くて柔らかい。
ちょっとしたコツ、お勧めの銘柄のドライイースト、
そしてその保存法など、
随所随所で、ちょっとしたことが、勉強になる。
自分たちで捏ねた生地が発酵するのを待つ間、
すでに用意されていた生地を使って調理。
奥の二つはオリーヴオイルを入れていないもの。
手前の二つは、オリーヴオイルをいれているもの。
入れていない方が、大きく膨らんでいる。
生地を捏ね、両手で伸ばす。
均等に伸すのではなく、
ちょっと薄い部分もあったりする方がいいのだ、と先生。
正直にいえば、
「そんな形でいいのか?」
というくらいに、乱暴なのだが、そこはアメリカン。
これでいいのだ。
ガーリック、それにトマトのみじん切りをオーリヴオイルで炒め、簡単に味付けをしてソースを作る。
あとは新鮮なモッツアレラチーズとイタリアン・ベイジル。
きつね色になるまでじっくり炒めたタマネギ。
ブルーチーズ、ローズマリーのみじん切り、
そしてジャガイモのスライスの組み合わせ。
こちらはリコッタチーズに洋梨のスライス、
そしてプロシュート。ユニークな組み合わせ。
作って、焼いて、味見をして……。
作って、焼いて、味見をして……。
を、繰り返す。
焼きたてのピザは、どれもおいしかったけれど、
個人的には、ブルーチーズやプロシュートなど、
普段は使わないトッピングがとてもよかった。
夫はブルーチーズを好まないので、
リコッタやモッツアレラを代用して、
もっといろいろとアレンジのきいたピザを焼いてみようと思う。
クラスのあとは、店舗内に移って、
おすすめの調理器具などの説明を受ける。
いろいろと買って帰りたいものがたくさんで、
取捨選択が、悩ましい。
午後は諸々の用事をすませ、
夕刻はセントラルパークを通過する。
5月も半ばで、ツツジやハナミズキが花盛り。
この時節、不安定な天候だけど、
花や緑が麗しくて、やっぱり、いいなあ。
セントラルパークの、シープメドウに寝転んで、
空を仰ぐ。
肌寒い風も心地よい、薄暮のひととき。
韓国人の女子学生によるピアノのリサイタル。
ふらりと立ち寄り、ふらりと聴けることの幸せ。
ついには、明後日、機上の人。
なんだか今回は、いつもよりも名残惜しい、ニューヨーク。