今日は、母の日、日曜日。
ニューヨークの空は青く澄み渡り、すばらしい好天だった。
むしろ日差しは夏のように暑く、
外出の途中でホテルに戻り、半袖に着替えたほど。
セントラルパークでは、日本祭りが行われていた。
ステージでは、日本にまつわるさまざまな出し物が披露される。
バンガロールの「ジャパン・ハッバ」の豪華版といった感じ。
無料で人気店のラーメンや餃子が提供されているらしく、
飲食店のテントの前には長蛇の列!
夫はオリジナルのTシャツを購入。
確かにデザインはすてきだけれど、
……違和感。
10日ほど前に訪れたときとは異なる、緑の様子、花の様子。
チューリップは終わり、八重桜も散り、
この日は、この白い桜のような木が1本、満開で美しかった。
数年前から、胃腸の働きが悪くなっている我。
昔のように、連日に亘っての外食に対応できなくなっているので、
(とはいえ、平均的日本女子の食欲よりは、まだ上をいくはず)
なるたけ重いものを避けて、夜は軽めにしている。
レストランで注文する料理も、以前よりも少なくなった。
ところでこの見目麗しい豆腐サラダ。
先日の濃厚な葉野菜たっぷりのサラダもおいしかったが、
今日のこの、盛りつけに凝った豆腐サラダも美味だった。
野菜量は少ないが、見た目がかわいい。
ちなみにこれは、お皿の一部分。
今日は「赤丸」を試してみた。こちらの方がコクがあって濃厚。
マイハニーはこちらがお好みのようだ。
たっぷり食べたが、ニューヨーク滞在中はともかくひたすら歩くので、
十分に消化できる。
ちなみに、ニューヨークの一風堂はラーメン1杯15ドル。
思えば日本でラーメンを食べるのに比べると、倍ほどのお値段だ。
気軽なファストフード、ではない。
地下鉄に乗り、チェルシー界隈で下車。
それからは、ひたすらの、散歩。
ハイラインは、あまりにも人が多すぎて、すぐに退散。
昔はこの界隈、がらんとしていたが、
今や人気の観光スポット。
空を仰げば、「○○、ぼくと結婚してくれる?」の文字。
○○ WILL YOU MARRY ME?
○○の名前の部分が、あっというまに風であおられ、消えていた。
プロポーズ、うまく成功したのかなあ。
ユニオンスクエアへ向かう道すがら、
絞り立て、新鮮なジュースの店を発見。
ユニオンスクエアのマーケットはもう終わっていたので、
今度はワシントンスクエアを経由して、SOHOへ向かうことに。
ダウンタウンを歩くときには、だいたい同じようなルートになってしまう。
ウエストブロードウェイにて、
先日の、NEW YORK IDEASのイヴェントで登場した
ギリシャヨーグルトの店を発見!
ヨーグルトには興味があるが、今、味見をする気分ではなく。
パリの人気店、ラデュレもオープンしていた。
夫はシャンゼリゼ店で食べた「タルトタタン」が大好き。
しかし、あいにく売り切れていた模様。
さあれば、特にここでお茶をすることもなく。
ともあれ、果てしなく歩いて疲労困憊。
スニーカーを履いていても、足が疲れた。
というわけで、休憩を兼ねて、
NEW YORK IDEASのイヴェントで知った、
別のベーカリーを訪れることに。
外観の写真を撮っていたら、道行く人が、
「お二人の写真を撮ってあげますよ」
というわけで、店頭で記念撮影。
人気商品は午前中に売り切れる(長蛇の列)とのことで、
夕方のこのときには、「普通」のスイーツしか残っていなかった。
夫の好物エクレアと、焼きたてのミニマドレーヌ。
ラデュレとは違って、気取らないカジュアルな店。
素朴においしいスイーツだった。
日曜日のSOHOは、6時ごろにはほとんどの店が閉まる。
急にあたりは静まり返り、
かつての様子を蘇らせる。
わたしが移り住んだ1996年はすでに、それなりに、にぎわっていたこの界隈。
それよりもずっと時を遡ると、
閑散としていたエリアであった。
ふらふらと、ウインドーショッピングを楽しみながら、
最後にはイーストヴィレッジへ。
昔、何度か訪れたことのあるスパニッシュで、
軽めの夕食を。
先日のTELEPANとはうってかわり、
カジュアルなサングリア。
これはこれで、おいしかった。
野菜のタパスと、一人前のポーションのパエーリャをシェア。
昔なら、軽く一人で平らげていた量であるが、
腹八分で、ちょうどいい塩梅。
なにしろ今日は、おやつもしっかり食べたしね。
長いと思っていた滞在も、
毎年のことだが、あっというまに終わってしまう。
今回もまた、遂には旅の終盤。
気持ちを、インドに切り替えなければ。
しかし今回は、なぜかとても、切り替わらない。
インドが、益々遠い。
困った。