片隅の風景＠インド

英国の香り漂うティールーム

階段を上ると、焼きたてのベーカリーのいい香り。

食パンやバゲット、焼き菓子類が並び、

メニューにはさまざまなティー。

にもかかわらず、珈琲を頼んでしまったけれど。

埃っぽくて足場が悪く、随所で工事中のハウスカーズ・ヴィレッジ。

しかし、こうして紛れ込めば別世界。

ついつい長居をしたくなる場所。

Hauz Khas Village, New Delhi

個性的に実用的なバッグを。

関心を引かれた店のひとつ。

革を使ったバッグ＆小物類。

ラップトップを入れられるバッグを買った。

軽くて丈夫そうで個性的。

昔日のコルカタが映し出されたキャンヴァス地。

>> Nappa Dori @ Hauz Khas Village, New Delhi

革の家具。場末の夜。

我が英語の先生のハズバンドの友人。

が、経営するレザーショップ。

実家から近いことがわかり、帰りにふらりと立ち寄る。

質感、デザイン、色柄……。

なんともすてきな家具があれこれと。

家ごとコーディネートしないと。

と、いう感じ。

>> Portside Cafe, Delhi

夜は仕事関係の友人と、ディフェンスコロニーで待ち合わせ。

「日本の飲み屋街？」

的な、色合いのネオンの、路地。

インドのあれこれ、飲みつつ語り。

ああ、やっぱりもっと旅をせねば、

仕事の世界観を広げるためにも、

デリーやムンバイ、頻繁に飛ばねば。

と、改めて思う夜。

ビーチのご縁。OLIVE BEACH。

昨年のディワリ休暇＠南ゴア。

ビーチにて、日本人ジャーナリストの男性とそのご家族に出会った。

デリー駐在とお聞きしていたので、ランチにお誘い。

共通の友人知人もあり、

インドの話題で盛り上がり。

シーザーサラダにペペロンチーノ、

どちらも美味でありました。

ムンバイ、バンガロールにあるOLIVE BEACHと同系列の店。

>> OLIVE BEACH @ DELHI

カラフルな記事。カラフルな生地。

TimeOut Delhi。

カラフルな記事に魅せられて、

デリー西部の未踏のエリア、Rajouri Gardenへ。

混沌の超ローカル商店街。

とりあえずは、目的の店へ。

リーズナブルにカジュアルに、

カラフルなシャツを見つけたので、１枚購入。

灼熱雑踏プラス揚げ物攻撃で。

下調べなしに訪れたことを、瞬時に後悔する地元商店街。

休日とあって、交通量、人間量、格別。

さらには揚げ物関係の軽食店が多く、

あちこちで、炭火が燃え、油が熱され、

熱気むんむんむん。

もういや。

この時期、ふらりと探検するには、

難易度高すぎる怒濤エリアでありました。

なじみあるGK、

もしくはSouth Extensionあたりにしておけばよかった。

Rajouri Garden, Delhi

伯父宅で晩餐。日印合弁。

インドにしては珍しく、親戚の数が少ないマルハン家周辺。

伯父、つまりは夫の亡母の兄は、一番近い身内であり。

彼らの息子は唯一の従兄弟で。

いつものように招かれて、

まずはワインで乾杯。

リヴィングで語り合い……。

やがてはすてきなテーブルセッティングのダイニングに通され、

アミューズ、前菜、主菜、デザート……と、

心のこもった料理をごちそうになる。

アルヴィンドの祖父、つまりは伯父の父が創業した会社。

ＩＳＧＥＣ。鉄鋼会社兼製糖会社。

つい先日、日立造船と合弁会社を設立したとのこと。

伯父も従兄弟も、しばしば日本を訪れているようだ。

■【インド】日立造船、プロセス機器製造の合弁設立へ (←CLICK!)

目の保養。心の滋養。

義継母ウマと一緒に、ハイエンドなショッピングモールへ。

DLF EMPORIO。

デリーに来るたび訪れる場所。

興味があるのは「世界の高級ブランド」ではなく、

上階にあるインドの高級ブランド。

デザイナーズのブティックや、セレクトショップ。

デリーだけにある専門店は見逃せない。

伝統的な刺繍がふんだんに施された、シックな装い。

PATINE。

今日はここでじっくりと、目の保養を楽しんだのだった。

いいものは、いい。

>>PATINE @ DLF Emporio, Delhi

思い出の場所で、お芝居を。

2001年７月。

「地味に控えめに」と頼んでおいたにも関わらず、

四晩に及んだ結婚の祝宴。

二晩目は、昨夜の伯父が主催してくれた。

親戚と、親しい友人らを招いての、両家、顔合わせのレセプション。

その会場がここ、HABITAT CENTREだった。

日本勢は計５名。多勢に無勢。しかも全員初インド。

思えば本当に、可笑しな旅で。空港着から濃厚洗礼次々と。

忘れもしない。洗礼第一弾は、旧国際空港のトイレ。

入り口で、トイレットペーパーを20センチほど、「購入」させられた。

デスクに待機しているお兄さんが「定規をあてて」丁寧にカット。

それを、ペロ〜ンと手渡されたときは、

（こんだけかい！）

と、心中で叫んだものだ。

そんな話はさておいて。

家族４人で今夜は観劇。

ブラックコメディも軽やかに、

デリーの夜は更けてゆく。

空を仰げば、満月。

 

■インドで結婚式　THE WEDDING IN NEW DELHI, INDIA (July 2001)

10年前の街。10年前の人々。何もかも、変わった。

カラフル＆チアフル。コットン巡り。

瞬く間の４泊。

今夜の便でバンガロールへ。

最後に近所のShahpur Jat、

話題のエリアに行くつもりが、

日曜日は休日で残念！

なじみのGK-1。Nブロックへ。

久しぶりに訪れれば、

どの店も素敵に改装されていて、

ずいぶん雰囲気、変わっていた。

小さなあれこれ衝動買いも愉し。

派手。だね。

思いがけず、ゆっくりと、木綿製品眺め歩き。

ジャイプール発の、古くからのブランドの数々。

しかし、「いまどき」なテイストも加味されて。

ANOKHIやFABINDIAはバンガロールにも店舗が多いので、

さらりと巡るにとどめ、

それ以外の店をじっくりと、楽しんでみた。

＠RATAN。気に入った柄が、たくさんあったけれど、サイズが揃っていなくて残念。もしもサイズがあったら、あと２枚は買っていた。

＠COTTONS。ムンバイのバンドラ店に、時々立ち寄っていた。暑苦しいまでに派手。しかし、着るとなかなかに似合うのだ。

@KILOL。暑苦しさに辟易して、さわやか柄を目が求める。たっぷりサイズのシャツ。デザインがすてき。襟元のプリントも好印象。

@VINTAGE EARTH。これは一昨日のお買い物。襟や袖、ボタンのあたりの、返しの当て布が違うところがキュート。

木綿製品かつ、カジュアルブランド。

いずれも1000ルピー前後とお手頃価格でありました。

照見五蘊皆空 度一切苦厄

デリー滞在の、この数日。

「いい感じ」の光景ばかりを切り取っているけれど、

正負両側面が混在しているのは言うまでもなく。

ということを、念のために記しておく。

●　●　●

あれは８年前だったか。

デリーから米国へ帰国するため、大雨の中を空港へ向かった。

道路はことごとく浸水し、濁流の中を車は走り、

途中でいくつものオートリクショーが「転覆」しているのを見た。

あの、旧空港とその周辺の記憶が最早、前世のことのよう。

この国の空に在るときには、

「天竺」という言葉が脳裏をよぎる。

空。虚。そら。

照見五蘊皆空

度一切苦厄

地上の、衆生 [sattva]の、せめぎあう混濁。

灯りもまばらな漆黒の大地を覆う柔らかな雲。

それをやさしく照らす月光。

この国が好きで、住んでいるわけではない。

しかし、この国に、好きで、住んでいる。

この理屈は、肝要だ。

客観的に、寛大に、異質をつつしんで受け止めるために。

熟睡から目覚めて、蓮華。

久しぶりに、深い眠りのあと。

遠いところから戻ってきたかのような目覚め。

連日、熱帯夜のデリー。

冷房入れれば寒すぎて、

ファンは温風撹拌するばかり。

温度調整困難で、

夜中に何度も目が覚めた。

なにはともあれ、我が家の気候は最高。

チューンナップの一日。

買ったばかりの遠近両用コンタクトレンズ。

焦点を合わせるのに時間がかかり、

デリー滞在中、ぼやけた視界で辛かった。

午後、Lawrence & Mayoへ再び。

検査技師のお兄さんと、あれこれ相談した挙げ句、

やっぱり近視用レンズを使って、適宜、老眼鏡を使うことに。

回り道してくたびれて。

UBシティでミント＆レモンのアイスティー。

冷たい物を注文するのは珍しいこと。

それだけ、今日は暑かった。

午後は、近所のスパ、Body Craftへ。

サーヴィスも設備も何もかも、

ラグジュリアスからは遠いのだけれど。

しかし、ここのエステティシャンたち、

マッサージはとてもうまいのだ。

アーユルヴェーダとはまた違う、

ぐいぐいとくる、リラクセーション。

帰宅後、急ぎ夕飯の下ごしらえをして、

冷えたビール＆柿ピー、書斎に運び込み、

あ〜、しあわせ〜。

ノルウェイの鮭

本日のランチはSunny's @ Indiranagar 。

ひとりだが、がっつり食べたい気分。

シーザーサラダ（ドレッシッング控えめで）。

そしてサーモンのグリル。

インディアン・サーモンかと思いきや、

ノルウェジアンだとのこと。

迷いなく注文。

思いがけず満足度高いランチであった。

くれないの蝶が舞う時節

毎年、ニューヨークへ行く前に見かける。

鮮やかに紅い胴体の、蝶。

今年もまた、やってきた。

変化球！ ローカルフード探検

見るからにインド料理。

実はカリビアン、西インド諸島の料理。

チリの辛さがない。マイルドに美味。

インドの地方料理のようでした。

玉ねギッシュ！

たっぷりの玉ねぎ。

バターと塩胡椒、そしてナツメグ。の代わりに、メース。

炒めて炒めて、

生クリームと濃厚牛乳、卵でソース、

玉ねぎと合わせてタルト生地に。

こんがり焼けた、玉ねぎキッシュ。

おいしい！　おいし〜いっ！！

小麦粉、玉ねぎ、バター、牛乳、生クリーム。

おまけにヒマラヤ岩塩、ブラックペッパー。

メース（ナツメグの仮種皮）。

どれもこれも、インドが得意な素材。

このごろは美味な卵も流通。

おいしくできない、はずがない。

ランチタイムにビール！

たいへん珍しいことに、

日本人駐在員の奥様方のランチに招かれ。

計９名の、賑やかなひととき。

みなさん、よく飲まれます。

いや、ほんとに。

スジャータのクッキング

義姉スジャータは、お料理が好き。

最近はダッチオーヴンでパンを焼く。

今夜は魚料理でもてなしてくれた。

前回、わたしが玄米を炊いたのが気に入ったらしく、

バスマティライスの玄米を主食に。

デザートのリッチなチョコレートケーキも美味。

ごちそうさまでした！