Nandi Hill, Bangalore.
Dosa, Vada, idli, sweetlime juice and chai!
妻のミッションが完了した日、入れ違いで夫は出張。
初めて訪れるオリッサ州はブバネーシュワル。
約70キロ先のコナーラクに、世界遺産の太陽神寺院がある。
数日前のこと。
「早めのフライトで行って、コナーラクに行こうかな?」
「普通、ビジネスマンが出張先で観光するかな」
「君の夫は普通じゃないんだよ」
そんな次第で、普通じゃない夫から、次々に写真が届く夕暮れ時。
誰に撮ってもらったのか、自分の写真も混ざっている。
楽しそうで、よかったね。
妻は久しぶりの静かな夜を、ワインを飲みつつ、無為に過ごす。
りんごを剥き、
りんごを煮。
生地を被せて、
菓子を焼く。
無心もまた、心の整理。
静かな夜のキッチンで。
朝の庭。
ある記事を書くために、「思い出箱」から取り出した遠い昔。
今からちょうど25年前。
わたしの初任給。
涙。
金曜からニューヨーク出張の夫。
久しぶりの、一人での海外出張。
「美穂も一緒に行こうよ!」
「今回も、パレス・ホテルだよ!」
いつものように、誘われたけれど、
数カ月後にはまたニューヨーク。
だから見送り。
「ショッピング・リスト、用意していてね」
欲しい物が手に入らなかったころのインド。
祖父が海外出張のたび、家族から集めていたショッピング・リスト。
誇り高き祖父の姿の一端が、夫にすり込まれている。
「お土産は、いいよ。たいてい、インドで買えるんだから」
そう言っても、聞かない。
「買い物のために、予備日を設けておこうかな」
お願い。仕事に専心してくれていいからね。
そう言いながらも……。
かわいい人。だと思う。
タルトのトッピングに。
香ばしいタルト生地。
コクのあるカスタードクリーム。
甘酸っぱいイチゴのソース。
そして生クリームをふんわりと。
見た目はよくないけれど、
ともかく、おいしいんです!
地球の裏側ニューヨーク。 眠りにつくころ、おはよう。 目覚めるころ、おやすみ。 そんな言葉のやりとりが続く数日。 近くて遠い場所。
ふた仕事終えて夕方。 空を仰げる場所で、 ぐっと早めの夕食。 夫が不在からこその、 気ままな行動。 料理を待つ間、 29年ぶりに、じっくりと読み返すは「三四郎」。 たまらなく、インドの今も重なる。 つくづく偉大なる、漱石。
シンデレラ。のような少女。
オーガニックの専門店で、
サヤ付きのグリーンピーを見つけた。
たっぷりと、買い求めて午後。
黙々と、豆を取り出す。
不揃いの、しかし瑞々しい、
元気な豆たち。
あれはわたしが3歳のころ。
妹が生まれる前に、
しばしば預けられていた祖父母の家で、
よく、この豆むきを手伝っていたものだ。
あのころ、あの小さな手で。
懐かしい作業に昔日を思いつつ。
「豆ご飯」にして、いただきます。
今日は軽やかにチカンカリ刺繍。
爽やか木綿は、カジュアルな会合に。
こちらは先日の授賞式で着用。
金糸が艶やかなバラナシ・シルク。
上品な色合いが気に入っている。
おいしく変身いたします。
金曜の夜。
友人夫妻2組を招いて、久々に和風家庭料理で晩餐会。
金曜の午後は、サロン・ド・ミューズ。
ゆえに、朝のうちに料理を仕込み。
温め直しても自然においしい、
マニプールの石鍋は本当に重宝。
ちなみに白米を炊くのに愛用しているのは、
ルクルーゼの鍋。
おいしく炊けますよ!
ちなみにおかずは、
・鶏肉とニンジン、玉ねぎの和洋折衷煮込み
・薄切り豚肉とナス、ダイコン、ネギの「茅乃舎だし」活躍煮込み
・白菜の浅漬け風サラダ
・ホウレンソウのおひたし風サラダ
夫がニューヨーク帰りのドバイ空港で購入してきた日本酒とともに。
おいしい宴でありました!
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朝のそら。
天竺の、デカン高原の、夜明け。
やさしげな日暮れ。
牛乳も、バターも、野菜もおいしいこの国なので、
野菜たっぷりシチューも濃厚においしく作れる。
たっぷりバターで玉ねぎを炒め、
あとはジャガイモ、ニンジン、ベビーコーン、残っていた薄切り豚肉…。
火が通ったら、小麦粉を溶いた牛乳を入れてトロミをつけて、
前夜の残りのゆでホウレンソウを加えて、
適当に、味を整える。
そうそう、シチューの決め手も、このごろは、「かやのや」。
ここの「野菜だし」をいれると、手軽においしい!
しかも、ヘルシー!
ホワイトワインもちょっと多めに入れて、風味もよくなり。
ボリウッドダンスの体験クラスに参加。
楽しかったけれど、むしろ、関心をそそられたのは……
武術のクラス。
真の武道とは、
生と死の狭間に身を置き、
掴んだ兵法……
ぐっとくる。
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