■犬だって食べたいよイタリアン
土曜の今朝もまた、ヨガ道場へ。帰宅後はのんびりと朝食をとり、各々、過ごす。夫が午後、髪を切りに行きたいという。ついてはどのヘアサロンに行くべきかと問う。
夫は、散髪にただならぬこだわりを見せる。ということは何度も書いた気がする。
「ねえ、バンガロアで一番のヘアサロンって、どこ?」
って聞かれても、知るかいな。と思うのだが、何かしらアドヴァイスをせねばならぬ。先月は近所のメリディアンホテルのサロンで切った。日本母も切りに行き、なかなかによかったから勧めたのだ。
しかし、夫にとっては今ひとつ、だったらしい。
くせ毛だということもあり、1週間もすれば、どんなところで切ってもらっても、同じような状態になるのだが、本人にとってはなにしろ一大事。迂闊にそういうことは言えない。
先日、ネイルケアをしてもらったBounceを勧めてみた。勧める理由も、2、3挙げて。すると彼も納得したらしく、午後の予約をいれた。せっかくだから、近所のSunny'sでランチを食べようということになった。
各種キノコ類がたっぷりのフェトチーネと、シーバスのグリルを頼んだ。巨大なシーバスが出て来てびっくりした。結構、おいしかった。ここのオーナーは食材をラッセルマーケットで仕入れている。
明日こそは、ラッセルマーケットの早朝魚市場へ出かけてみようかと思う。これまでは、10時過ぎあたりの、すでにハエがたかりはじめるころ、のこのこと出かけて行くばかりだった。
明日は、ホテルやレストランなどの業者が買い取ってしまう前に、一つ新鮮なところを購入してみようじゃないかと思うのだ。日曜日だというのに、早起きをして。
ところで、夫のヘアカットは「上出来」の仕上がりで、夫も満足。よかった……。我が家にもたらされた、小さな平和。
■鶏の丸焼きワイルドディナーとマンゴーテイスティング
今夜は義姉スジャータとその夫ラグヴァンが夕食に来る。ヨガ道場で平日も顔を合わせてはいるものの、話す機会はないので、週末がコミュニケーションのひとときである。
家政夫モハンがいるから、気軽に夕食に招けるのがいい。でも、今日はまた、マダム自ら、鶏の丸焼きを調理する。鶏肉をきれいに掃除して、それから毎度、ジャガイモ、タマネギ、ニンジン、ニンニクなどを準備。調味料は塩こしょうにオリーブオイルとバターのみ。
ニンニクをオリーブオイルでホイル焼き。ジャガイモ、ニンジン、タマネギは適当に切ってオーヴンに入れるだけ。今日はオリーブの実も転がした。
鶏肉に、塩こしょうを揉み込んで、オリーブオイルと室温バターを塗る。この作業は、結構楽しい。とってもおいしくこんがりと焼け上がった。
このほか、我が好物のトウモロコシを蒸したもの、サラダ、ダルなどを、モハンに作ってもらう。それから、チャパティも。
そのおいしそうなところを写真に撮り損ねたので、せめてスジャータが持参して来てくれたマンゴーの写真を載せようと思う。
上の写真がそれである。酔いが回った夕食あとで、写真のピントもあってなければ、色もなんだか変だけれど、取りあえずは参考になるだろう。
さて、お味は……。中身の様子も撮影しようと思っていたのに、またうっかり食べ始めて、二つ目を食べ始めたところで思い出した。食べかけ写真で恐縮だが、ないよりは、いいだろう。
一番小さいのが、アルヴィンドの好物であるアルフォンソマンゴー。甘みが強く、ほのかな酸味と芳しい風味。やはりこれは、味のバランスが「万人受けする」感じ。中ぐらいのマルゴヴァマンゴーは、食べごろまで数日早かったようで、やや酸味が勝る。
一番大きいバンガナパリマンゴー。これが予想外の美味! 大きいものは大味か、と思ったがさにあらず。少々癖のある風味だが、果肉がクリーミーで滑らか、熟れ具合も絶妙だったせいか、最もおいしかった。これからもまだ、マンゴーのシーズンは続く。
こうして「食べ比べ」するのが、個性が識別しやすくていいが、そういうわけにもいかぬ。少しずつ購入しては、それぞれのマンゴーの味わいを堪能してみようかと思う。