早朝。今日はヨガ道場へは行かず、週に一度の「ご自宅アーユルヴェーダマッサージ」を受ける。夫がおらず、従っては静かな朝である。
ムンバイでのテロをきっかけに、久しく音信の途絶えていた友人らからメールが届き、おまけに電話で話したりもして、思いがけず旧交を温める朝。クッキングクラスのハンドアウトも校正し終え、金曜日が楽しみだ。
昼過ぎ、ボリウッドダンスへ。今日から新しい曲、新しいダンス。だいたい3、4回、同じダンスをして、次に移るようだ。で、新しい曲の踊りは、ピンクレディーのそれとは異なり、むしろ「熱情的阿波踊り」、といった動きである。かなり阿呆っぽくて、笑えるが笑っている場合でもない。
帰宅し、シャワーを浴びて、一段落したところで、さて今日は、久しぶりのインタヴュー(取材)に出かける。インド移住以来初めての取材だ。初回は、以前から話を聞きたいと思っていた友人のマリアム。彼女のブティックがあるThe Hatworks Boulevardへ出向き、カフェで1時間あまり、話を聞く。
予想を遥かに上回って、彼女のファミリーストーリーは印象的で、心を打たれるものだった。
やっぱり、インタヴューをするというのは、いいものだ。日本で編集者、ライターをやっていたころから、インタヴューの仕事は人が相手だけあり予測がたたず、難しい反面、心動かされること、感銘をうけることが多かった。
『muse new york』で、ニューヨーカーたちをインタヴューしたときもまた、決して著名人ではない、市井の人々ですら、十分に物語になり得る半生を送って来ていることに、衝撃を受けたものだ。
『muse new york』のコーナーに、バックナンバーの記事を一部掲載しているので、関心のある方はどうぞご覧ください。
さて今回、久しぶりにインタヴューをし、もっと多くのインド人たちの話を聞きたいと思った。無数のバックグラウンドのごくごく一部をしか知り得ないとしても、何もしらないよりは遥かにいい。
『十億分の一のインド』と題して、これから時折、インタヴュー記事をホームページに掲載して行こうと思う。ぜひとも多くの方々に読んでいただきたい。そのまえに、はやいとこ書かんとな。