部屋にクリスマスツリーを飾ったものの、この爽やかな風、やはり年末気分は盛り上がらない。ところで、ヒマラヤを望むウッタランチャル州出身、家政夫モハン曰く、故郷には、このツリーのような木がたくさんあるという。
そうだ、ヒマラヤ杉だ。ヒマラヤ界隈に行ったことはないが、ヒマラヤ杉なら耳にしたことはある。モハン曰く、ヒマラヤ杉は、このクリスマスツリーのように「松ぼっくり」をたくさんつけているらしい。
ん? 杉の木に「松ぼっくり」とは、これいかに。
気になって今、ちょっと調べてみたら、こんなサイトが。ヒマラヤ杉は、松の仲間なのか? というか、松なのか?
それはそうと、本日は午前中に一仕事を完了し、午後は久々にショッピングだ。というのも、明日、地味な年末を過ごす我々は、我が家でクリスマスパーティーを開催するのである。
年末に旅行に行く予定のない人々を集めて、今回は「ポットラックパーティー」。つまり料理の持ち寄りパーティーである。というのも、わたしが皆の料理を食べたいのだ。異なる味覚を口にしたいのだ。
それから来月のヒマラヤ山麓結婚式がキャンセルとなって出番を失ったサリーを着るためにも、好機である。従っては「したい人だけ正装」がドレスコードのパーティーである。クリスマスパーティーとハロウィーンパーティーの混合ともいえよう。
日本からいらしたばかりの、お向かいの日本人マダムRさんがラッセルマーケットに行ってみたいと言っていたのを思い出し、お誘いした。ついでに、ランチからお誘いした。誘っておきながら、今日の目的地はコマーシャルストリートのKFCである。
なんか、たまにこのジャンクなチキンジンガーバーガーが食べたくなるのだ。その日によって異なるけれど、結構おいしい。いつもは「マヨネーズ少なめ、新鮮なレタスを入れて」と特注するのだが、そして店の人は特注を受けてくれるのだが、今日はうっかり忘れていた。マヨネーズが多すぎたが、これがなかなかにいけるのである。
コマーシャルストリートで明日の「プレゼント交換用」のギフトなどを買い、それからラッセルマーケットへ。そうしたら、この写真の風景に遭遇したのだった。
かわいいでしょ〜。このクリスマスなカラフル素朴人形たち。南インドはクリスチャンが多いから、このようなクリスマス系グッズも充実なのね。ちなみに上の教会は、ラッセルマーケットの向かいにあるセントメリー・バジリカ教会。最近お色直しされて、きれいになったばかり。
同じような写真をたくさん載せているけれど、こういうのに弱くて。どれもこれも、素朴でね〜。でも周囲はクルマやオートや人々が行き交っていて、ゆっくり眺めていられる環境ではない。なにか買いたいとも思ったが、今回は見るだけにしておいた。
さて、マーケットでは黄色いバラと白いデイジー、そして香りのすばらしいチュベローズ(月下香)を買う。
それからなじみの果物屋で、パイナップルとカスタードアップル、そして、なんとアルフォンソマンゴーを。クリスマス仕様特別便で、どこから届いたらしい。
店では「味見」がおきまりのわたし。要求せずとも、マンゴーの新しい一つを兄さんが取り出して、太っ腹に切って出してくれる。胃袋の弱い人はやめたほうがいいかもしれんが、わたしはいつも、試食をして買う。
このマンゴーが、甘みが浅いものの、上品な香りでとてもおいしい。Rさんも、おいしいと言って食べていた。季節のころに比べるともちろん高いけれど、だからって異国で買うよりは遥かにリーズナブル。奮発して1ダース買った。クリスマスだしね。
その他ぶどうや洋梨も味見させてもらったが、今日のところはマンゴーで十分だ。
最後に、THOM'S BAKERYでワインなどを調達して帰宅。
左の写真は、THOM'Sで見かけたクリスマスケーキ。巨大なケーキも売っていた。
野菜や肉類の購入は別途モハンに頼んでいるため、わたしは自分で選ばねばならないものだけを購入し、お買い物完了。
さて、明日は少々の準備をせねばならない。そしてパーティーは6時から。楽しみだ。