本日は月曜日ながら、アルヴィンドは休暇。彼のオフィスがあるムンバイ(マハラシュトラ州)は、今日が祝日なのだ。バンガロール(カルナータカ州)は明日が祝日らしい。いつものことながら、何の祝日だかは追求するのも面倒なのでわからない。
ムンバイとの二重生活に加え、海外旅行も少なくなく、従っては外食の機会が多い。バンガロールの自宅にいるときくらいは、せめて家庭料理をと思うため、このごろは二人揃ってバンガロールで外食することが稀になってしまった。
新しいお店の情報は入って来るものの、行く機会を逸してばかりだったのだが、今日は気分転換に、話題のイタリアンへ出かけることにした。
Giancarlo's Placeという店。Lavelle RoadとVittal Mallya Roadが交差する場所にあるCafa Coffee Dayの上階にある。
お気に入りと言いながら、まだ数回しか訪れたことのないコラマンガラのVia Milanoに比べると、市街中心に位置するため利用しやすい。
レトロな情趣漂うインテリア。階上のテラスは、夜、眺めがよく、心地いいそうだ。尤も昼間は暑すぎるので、室内にテーブルを取った。
この店は、バンガロールにあるTaj Residency Hotel内のIce BarをプロデュースしたGiancarlo Mancino氏による店らしい。
Mancino氏は、他の店にはない「個性」を強調しているらしい。
カクテルメニューに「ワサビ・マティーニ」があったり、アントレに、"ITUSHI"があったりする。
"ITUSHI"……。
「イタリアン・スシ」のことらしい。
遊び心があるな、といえばそうだが、ちょっぴり方向性が間違っているのでは?
と思わざるを得ない、強引なネーミングである。
カリフォルニアロール的な、単なる巻き寿司のアレンジであろうか。
まさかパスタで寿司を作っているわけでもあるまい。
今日のところは冒険心を抑えて、無難なメニューを選んだ。
詳細は割愛するが、そして毎度大ざっぱな感想だが、どれもおいしかった。出されたパンもおいしかった。食後のティラミスもおいしかった。
ピザは今回ニューヨーク旅行で食べたPatsy's のピザよりも、我々の口に合った。
そこそこにおいしければ、とても幸せな気分となる。
世は喧噪のバンガロールにあって、こんなゆったりとした空間で、世間は働いている月曜の昼間、愛するハニーと新しいレストランでランチ。
それだけで、幸せというものである。
いったいどうしたのだ、というものである。
この次は、ITUSHIに挑戦してみようかと思う。