月曜の本日。バンガロールの市街を巡る午後であった。今日の出来事ダイジェスト版を記す前に、忘れないように書き留めておきたいことがある。
右下の写真。土曜日、ムンバイから戻る機内で読んだタブロイド紙、MID-DAYの記事。ムンバイ版である。
ポワイ(北ムンバイ)に住む女性が、バンガロールに暮らす友人宅を訪れた際、立ち寄った宝石店で、身に付けていた指輪のダイヤモンドと偽の石と取り替えられていたという事件をレポートしている。
正直なところ、MID-DAYの、メディアとしてのクオリティはかなり低い。一度バンガロールの記者に取材されたことがあったが、そのすさまじい「素人加減」「適当な取材ぶり」に驚いたものだ。
だから、あまり間に受けない程度に読みたい新聞なのであるが、しかし店名まで書かれており信憑性も高いので、一応紹介しておく。
以前、被害者の女性は、友人と共にコマーシャルストリートにある宝飾店へ、ノーズリング(鼻輪)を買うために訪れた。
と、彼女が身に付けていた26万円相当のダイヤモンドの指輪を見た店員が、「ちょっと見せてください」と言ったとのことで、彼女は取り外してみせた。
ノーズリングを見せてもらっている間、指輪を返してくれと再三頼んだのだが、「他の店員が見ている」「裏で磨いてあげている」などといい、都合50分ほど、返してくれなかったという。
彼女自身はそのことをすっかり忘れていたが、親戚からダイヤモンドが黄ばんでいるとの指摘をうけて、思い当たったという。
その後、鑑定書を持参して店を再び訪れた彼女は、マネージャーと直接交渉して、もともとのダイヤモンドを受け取る手はずを整えた。
同時に警察にレポートしたが、警察は「どの部署が捜査にあたるか検討中」とコメントし、MID-DAY側も、店のマネージャーからの真偽の裏付けがとれていないとのこと。
インドでは、このような話は「よくあること」とされているので、十分に気をつける必要がある。
しかし、ショックなのは、この店がバンガロールでも由緒があり、信頼のおける店とされている、SRI KRISHNA JEWELLERSであることだ。
わたしもここで買い物をしたことがあるし、友人らにもここを使っている人は少なくない。多分、店というよりは個人(社員)の問題だと思うのだが(思いたいのだが)、それにしても、この記事が本当だとすると、最早、信頼できない。
いずれにしても、次回コマーシャルっすとリートを訪れるとき、この記事を持参して、マネージャーに確認してみようと思う。その結果については、また後日報告したい。
昨日は久しぶりに、UBシティのCAFE NOIRでサンドイッチのランチ。この店の「ムーラン・ルージュ」というサンドイッチがお気に入りなのだ。バンの種類はいくつかの選択肢があるが、今日はバゲットにしてみた。
ちなみにホールウイート(全粒小麦粉)の丸いパンも美味。サンドイッチ用のパンは、この店で焼かれているわけではないので、店主はお勧めしないのだが、しかし王道なクラブサンドイッチが味わえて、それはそれで美味である。
この店のパンには、本当にお世話になっている。夫の日々の弁当「最後の仕上げは自分でやってねサンドイッチ」(←Click!)も、ここのパン数種類を週に一度まとめ買いして冷凍保存、毎朝解凍、トーストしておかずとともにセットしている。
具は毎日、ヴァリエーションも豊かに変えているので、ヘルシーかつテイスティーなランチ(のはず)である。このごろは、アーモンドやレーズンなどドライフルーツ類の「小箱入りおやつ」も添えている。夕方ごろの空腹時に好評だ。
インドはナッツ類も豊富で、先だってもデリーの義理両親がたっぷりとお土産に買って来てくれたので、それから少しずつ、おやつにしている。アーモンドは身体にとてもよい。詳しく知りたい方は、こちらを参照されたい。
ところで右上の写真は、MGロードにある昔ながらの商店街(アーケード)の中の一店舗。1階に革製品、2階にはポンディチェリ産の陶器が売られている。
この陶器がどこどなく「日本風」で味わい深いものが多いので、時々立ち寄って、気に入ったものがあれば購入している。義姉スジャータも御用達だ。
一方、1階の革製品。並んだバッグもカラフルで、なかなかにいいものがあったのだが、しばらく来ないうちに値段が驚くほど上がっていた。
以前の2倍ほどもする。こんなローカルな店ですら、劇的に値上げされると、本当に、やれやれという感じである。
さて、その後は市街北西部へ向かう。やはり義姉スジャータから教わっていたオーガニック食品専門店を訪れてみようと思ったのだ。
その店、ERA ORGANICについてのレポートは、キレイなブログに記しているので、ご覧いただければと思う。
■オーガニック食品の専門店、探訪。 (←Click!)
さて、その後は、せっかく市街西部へ来たのだからと、マレシュワラムにある大型ショッピングモール、マントリ・スクエアへ。先日、「開店当日」に訪れた、「インド最大」と言われている、あのショッピングモールである。
あの日は予想通り、開店している店舗は半分程度で、少々「殺伐と」していたが、今回は、9割ほどがオープンしていた気がする。
前回は「中流層向け店舗」が目立ったが、今回は「富裕層向け」の価格帯商品を揃えた店が見られ、客層はかなり広いとの印象を受けた。
数週間前、オープンを知らせる巨大な広告がインディラナガールに見られた。義理の両親が遊びに来ていたときだ。
わたしたちは、ランチに向かう車中だったが、義父は胃の調子が悪いとのことで、あまり食べられないから……と言っていた。
にも関わらず、広告を見た義父がすかさず、
「僕、SWENSEN'Sのアイスクリームでも構わないけど」
と、ひと言。
ウマとわたしに、速攻で突っ込まれるロメイシュ・パパ。
この父にして、この息子あり、である。パパの雪辱を晴らすべく、食べてみたいところだったが、それはやっぱり食べ過ぎであろうと我慢した。
ところでSWENSEN'S。米国では一度も食べたことがない。遥か昔、渋谷で食べた。あれは24歳の春だったか。ちょうど20年前だ。冬の最中にボーイフレンドに振られた、その痛手から立ち直っておらず、常時ブルーだったころである。
渋谷で一人買い物をしたあと、沈む心を鼓舞するように、当時のわたしには高価だったサンデーだかなんだかを、奮発して食べたのだった。懐かしくも、痛い。
そんなせいか、最初、SWENSEN'Sを見た瞬間、胸がキュ〜ンとなってしまった。繊細な乙女心である。いや、ほんとに。
左上写真は、アップルコンピュータの専門店、imagineも、オープンしたばかりのようである。まるで結婚式場の入り口のように、華やかな花飾りが施されている。
今回、非常にうれしかったのは、右上写真の店の開店だ。HOWARDS STORAGE WORLD。インド移住以来、米国のThe Container Store (コンテナ・ストア)みたいな店があったらいいのにと、思い続けて来た。
特に衣類の収納箱。ローカルのショップでは安っぽく壊れやすいものしか見つからず、不自由していたのだ。
すべてが輸入物で割高ではあるが、長年使うものであるから、いくつか購入した。「収納グッズ」が非常に少ないインドにあって、この店の存在はかなり心強い。
クローゼット、キッチンなどを見直して、改めて調達に訪れたいと思う。
その他、前回も記したが、ファッションブティックに関しては、「完全にインドもの」「インドものを西洋風にアレンジしたもの」と、インド色が強い衣類を扱う店が多い。
しかし、後者はなかなかにおしゃれなものが見られ、若い世代の女性たち好まれそうな店が目立った。
それはそうと、本日時間をかけて、いろいろな店に入ってみたが、「目がショボショボする」「くしゃみが出る」「頭がぼーっとする」の三連発に見舞われた。
紛れもなく、新建材が、やばい感じ。特に各店舗の内部が辛い。延々とくしゃみ百連発している店員もいて、気の毒なほどである。
ここで長時間働いていたら、具合が悪くなるんじゃなかろうかと心配になるほどだ。時間が経てば匂いもなくなるのだろうが……。
さて帰りしな、SPARに立ち寄り、前回同様、魚を調達して帰宅したのだった。
インド最大のモール、だけあり、まだまだ書き留めておきたいことは、あれこれとあるのだが、きりがないのでこの辺にしておく。
インド発、元気なキレイを目指す日々(第二の坂田ブログ)(←Click)