祖国を離れて久しい人からの共感は得られるかもしれない。しかし、ずっと日本に住んでいる人にとっては「なんのことやら」と思われるかもしれない。
そういうことを、今まで幾度となく、書いては消し、書いては消してきた。このブログにさえ、本音を綴っていないのが実情だ。
なにしろ、現状に批判的なことをかけば、たちまち反論のメールが届く。
反響がある、という点においては、それはそれで有り難い。しかし反論のメールとはたいていが「感情的」であり、「外に出て行った者にあれこれと言われたくない」といった姿勢が読み取れる。
中には、あり得ないほど無礼なコメントを寄越す人もいる。「日本がいやなら帰って来るな」といったことを、自分のブログに書く人さえいる。ちなみに乱暴な言い方をする人の大半は、匿名である。
日本人は決して、礼儀正しい人が多い国とはいえない。と、日本を離れて痛いほど、よくわかった。特にインターネットが世界を席巻してからというもの。
そういう人の言葉に対し、いちいち律儀に返事をするのも、非常に疲れる。たいてい、水掛け論に終わってしまうので。
とはいえ、今回は、ちょっとばかり書いた。もっと書きたいことは山とあるが、読む人が不快にならない程度に。これは、米国やインドと比して、日本がどうだこうだ、という話ではない。
あくまでも、「日本」を客観的に見たときのわたし個人の印象であり、何かと比べていい悪い、ということではない。
この件については、まだまだ書ききれなかったことがたくさんある。気が向いたらまた、ここに記そうかと思う。
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