土曜日の昼は、毎週恒例のアーユルヴェーダ診療所へ。「全身油まみれ」なシンクロナイズドマッサージを受けた後、スチームサウナで「調理」される。
宮沢賢治の「注文の多い料理店」を思い出さずにはいられない、トリートメントである。
診療所を出た後、今日は自宅でランチを、と思っていたのだが、夫が久しぶりにドサを食べたいというので、近所のローカル食堂、KOMALA REFRESHMENTSへ。
営業時間は、いつも人の出入りが多いこの店。特に男衆がメインである。待つのはいやだったが、数分で席が空きそうだったので、食事をしてゆくことにした。
本当は揚げたてを食べたいワダであるが、ここのはすでに大量揚げしてある。仕方ないが、ドサはできたでが供されるから、がまんしよう。
ご覧の通り、店内は男衆でいっぱい。全体に小ぶりの料理が多いので、みな、あっという間に食事を済ませて、店を出て行く。
ここのドサ、結構、油が多いとはいえ、小振りで香ばしいところが魅力。大きすぎないので食べ尽くせる。
ワダとボンダ(奥のボール状)を頼んだが、このボンダは豆の粉がぱさぱさしていていまいち。と、ウエイターの兄さんが気をきかせて、「マイソールボンダがお勧めですよ」と揚げたてを持ってきてくれた。
見た目、通常ボンダと変わらないが、マイソール風は小麦粉が多く、ほんのり甘く、まるで日本のホットケーキミックスを揚げたような懐かしい味。
美味であった。食後はおなじみサウスインディアンコーヒーを飲んで、とっとと退散。
夜は、アパートメントの自治会主催で、ディワリに先駆けたパーティが開かれた。アパートメントの公民館(?)が会場だ。
料理は自治会の費用から出されることから、ケータリングがやってくる。が、インドのパーティの常識、食事は最後。
まずは各自持参のアルコールを飲みつつ、みなで語り合う。躍る。食べる前に、躍る。
こんなこともあろうかと、腹ごしらえをしておいて正解である。
右上の姉妹。右側の少女、ラスヤは、ここでも紹介した、「日本のアニメを通して日本好きになった」彼女である。
ついこの間まで子供だったのに、急に大人っぽくなっていて驚く。ラスヤは12歳か13歳だかのはずだが、背も伸びて、子供に見えない。左のお姉さんは大学1年生。二人とも、かわいらしい。
左上は姉妹のお父さん、ラメイシュ。もう、娘たちが「かわいくて&心配でたまらん」らしい。朝は二人を学校に送り届けて、出社するらしい。
一家は米国からの移住組で、みな米国籍を持っていることもあり、子供たちはインドに対するこだわりはない。
ラスヤはスイスの大学に進みたいらしく。ラメイシュ、辛いだろうな。
8時開場で、夕飯がスタートしたのは10時半。インドだもの。これじゃ、太っても仕方あるまいよ。
この時間からヘヴィな北インド料理はまずかろう、と思いつつも、料理が意外にもおいしくて、ついつい食が進む。
わたしは食後に退散したが、夫は12時近くまで、おしゃべりをしていたようだ。
こういうご近所付き合い。インドならではである。ご近所を巡る事件は、実のところあれこれとあるのだが、ともあれ、交流を図ることは非常に大切。
夕べのわたしは「フォトグラファー」と化し、みなの写真をたくさん撮ってアルバムを作成、みなにメールで知らせた。
喜んでもらえたようで、よかった。