宴の話題が続くのは、仕方がないというもの。華やかな話題の裏に、師走らしいドタバタがないわけではないのだが、そういうことを書いてもつまらんので、今夜もまた楽しげな話題だ。
ところで本日、毎年恒例の「シルクマーク・エキスポ」を訪れた。インド各地から集結する高品質な絹製品の数々に、くらくらしつつも、目の保養。
テキスタイルたっぷりのレポートは、後日記す予定だ。
なお、エキスポは、パレスグラウンドにて19日まで開催されている。関心がある方は、足を運ばれてはいかがだろう。
詳細(新聞広告の写真)はMiPhoneを参照のこと。
話は戻って、今夜のレセプション。バンガロールの日本領事館(正式には在バンガロール出張駐在官事務所)主催の、天皇誕生日の式典が開催された。
会場は昨年同様、Taj West End。日本人よりもむしろ、インド人を中心とした非日本人の方々が多いように見受けられた。
今夜は、デリーから斎木大使も来訪されている。印日両国の国歌が演奏された後、斎木大使のスピーチ。
3月11日の震災の折、インドからもさまざまな支援がなされたことに対しての感謝の意を表する意味でも、バンガロールにいらしたとのこと。
本日は、オリッサ州のイカット(絣:かすり)の、一張羅サリーで参上の我。
「大使と一緒に、写真を撮らせてもらおうよ」
と、実は「ミーハー」な夫がいうものだから、ついつい照れつつも(なぜ照れる?)、記念撮影を。
会場では、偶然、ファミリーフレンドのラナ&ディーピカにも遭遇! ディーピカは小原流の生け花の師匠でもあり、日本のコミュニティに少なからず縁があるのだ。
数日後に帰任を控えたF氏とも、毎度兄弟状態で記念撮影のマイハニー。
今年は、在バンガロール企業のプロダクツを紹介するブースも設けられている。パーティ会場でカップヌードルをすする人の姿も見られ、なかなかのインパクトだ。
CANONのブースでは、その場で撮影した写真を、プリントアウトしてプレゼントしてくださるというサーヴィスが。
わたしも、マイハニーとともに撮影してもらったのだが、仕上がりを見てみたら……。
アルヴィンド、まじで不機嫌に!
「これだめ! もう一回、撮り直してもらおう!」
そう。この写真を見て、我々が思い出したのは、10年前の結婚式の写真。
当時は、デジタルカメラを持っておらず、結婚式のときにも、さほど撮影をしなかった。
デリーの実家がカメラマンを手配してくれていたが、今ひとつ素敵な写真が撮られておらず。
「テレビ局からですか?」と声をかけたくなるほどに、装備ばかり大げさなカメラクルーが訪れていたのだが、受け取ったビデオカセットは、結局、どの機種でも再生できず。
ともあれ。4晩に亘って行われた結婚式ファンクションのうち、最も重要な「結婚式」の際の、我々のツーショットが、これしかないのである。
何故か知らんが、ツーショットの写真数枚のうち、すべてに、このおじさんが写り込んでいるのである。
親戚でもない、どっかのおっさんが!!
やむなく、その中の1枚をフレームにいれて飾っているのであるが……。
説明が長くなった。
ともあれ我々は、その忌々しいおじさんを、思い出したわけだ。
てか、2枚の写真のシチュエーションが、似過ぎていて笑える。
だが、贅沢は言わぬ。
「これ、オフィスのデスクに飾るよ」
とスウィートなマイハニー。
確かにね。オフィスに飾るには、上の2枚、どちらも何気に、「イラッ」とさせられるよね。
そんなわけで、どうでもいい話になってしまったが、今夜も、新しい出会いあり、旧交を温める出会いあり、で、いい宴であった。
インド生活において、ソーシャルライフはさまざまな意味で不可欠。人との出会いを大切に、人生、楽しくありたいものである。