🐱ジャーナル。スケジュールノートを、予定で埋めるのは好きではない。ライフの随所随所に適度な余白を入れることは、27歳でフリーランスのライター兼編集者になったときから、ずっと心がけている鉄則。
睡眠不足や疲労した状態で、編集や執筆をしてはならないと、会社員時代に身をもって学んだ。25歳のころ。手掛けた印刷媒体の「誤植」を見逃した。何万冊もの印刷媒体を回収、自ら廃棄業者を手配し、束ねた紐を指に食い込ませながら、トラックに積み込んだ。もちろん、会社にも損害を与えた。社会人になってから、大小の失敗を繰り返したが、この事件は、忘れ難き教訓を伴って、心に刻まれた。あのときほど、食欲を失って落ち込んだことは、後にも先にもない。
ちなみに「誤植」とは、間違った文字を印刷してしまうミスプリントのこと。活版印刷や写真植字で間違った活字を「植字」した結果、起こることゆえ、「誤植」という。
🙀話が逸れた。ゆえに、折に触れて記しているが、我が人生、最優先事項は「スケジュール管理」である。そして師走。中旬の予定は少なめにしていてよかった……という事態発生。我が家のメイドが身内のご不幸で2週間ほどお休みなのだ。ゆえにこのところ、料理だけでなく、掃除洗濯とフル稼働なのである。インド以前はメイドもおらず、自分でやるのが当たり前だった。特筆すべき事態ではない。
しかし我が家には、自らの存在を最大限(マキシマム)にアピールしながら、屋内に痕跡を残しつつ生活をする男、名付けて「マキシ・マム男(お)」がいる。マムオが帰宅するや、数分以内で、家の情景が乱れる。著しく散らかる。具体例は枚挙に暇がない。矯正不能。自分の時間を有効に使いたく、ゆえに掃除洗濯はメイドに任せている。
😺師走に伴い、経理やら、過去の記録の整理やらをしようと思っていた本日午後。写真を遡っては寄り道。iPhone11を買って以来、写真がきれいと褒められることが増えた。「背景がぼけた感じがいい」とよく言われる。その度に言うのだ。「被写界深度が浅いんです」と。
フリーランスになったとき、旅行誌の写真の仕事も少し受けていたので、素人ながらもカメラの勉強をした時期があった。カメラは、父が遥か昔に購入したものの、ほぼ使っていなかったCONTAXのRTS。1975年発売。それを1990年代、別のレンズも購入し、愛用していた。
当時、印刷媒体にはポジティヴ・フィルムを使用していた。フィルム代も現像代も高いので、一枚一枚、丁寧に撮影したものである……といった昔語りは尽きぬ。ちなみに「被写界深度が浅い写真の麗しさ」は、CONTAXのこのカメラがすばらしかった。iPhone11は、ぱっと見きれいだが、まだまだ細部が雑。たとえばレンズの縁のあたりも、不自然にぼやけて、輪郭が崩れている。とはいえ、便利になったものだ。
😼ところで数日前、デリーの繁田女史とTAJ VIVANTAのチャイニーズMemories of Chinaで夕食を取ったのだが、先月も会っていたはずなのに、諸々思い出せないことがある。備忘録、大事。というわけで、先月、iPhone11でセルフィーがうまくなった記念写真やらなんやらも発掘。
韓国料理店のアリランの豆腐&キムチは、豚バラ肉と白菜、ネギと一緒に鍋にすると、本当にご飯が進む。大豆もやしのナムル、ほうれん草のお浸しもうまいのだ。このパッとしない魚はしかし、サーモンの西京漬を蒸し焼きしたもので、非常においしい。Memories of Chinaは、いつも安定のおいしさ。この店に限らぬが、味の濃淡、スパイスの量などをリクエストすると適度に調整してくれるので助かる。繁田女史のニュージーランド土産。はちみつ。開封が楽しみだ。パンを焼いた時に、塗って食べてみよう。
🍷昨夜開けた赤ワイン。KRSMAから最近発売されたシラーズ。これもまた、おいしい。カルナータカ州、世界遺跡の街、ハンピの近郊にあるこのワイナリー。思えば昨年、繁田女史とKRSMAワイナリーツアーを敢行した。それがきっかけで、ナーグプル、佐々井秀嶺上人の元に導かれ。KRSMA転じてご縁あり、なのだ。
💰さてさて。現実逃避をしていないで、会計関係の作業を始めねば。その前に、少し🐈らと遊ぼう。