新型コロナウイルスが全世界で話題になっている昨今。この件に関しては、個人的に何かと「腑に落ちない」ため、マツコの番組に引き続き、池上彰の番組を見た。長い番組だったが、「わたしなり」の結論は、
・普段から健康的な暮らしを心がけ、免疫力を高める。
・顔をむやみに触らない。
・うがい、マスク着用よりもむしろ「こまめに水を飲む!」
といったところか。
そもそも、健康管理において「室温の水」を飲むことは極めて有効につき、心がけてはいるのだが、「一気に飲む」のではなく、「こまめに飲む」のがポイントだと学んだ。常時、喉の乾燥を防ぐことで雑菌の繁殖を妨げ、常に口中の菌を体内に流し込む。
「身体の中に菌が入るのでは?」と思うが、たいていは、胃酸が菌を殺してくれるらしい。胃酸、グッジョブ!
ところで、巷では「インド人は感染しにくい」「カレーに効果があるのでは」との噂があるようである。そもそもインド料理、特にスパイスを多用する家庭料理は「薬膳」のようなものである。ということは、折に触れて記しているが、わたし自身、今回そのことを実感している。
カレーがいいからと、新鮮なスパイスの薬効が消え去るほどに、添加物がたっぷり練り込まれたカレールーでカレーを作っても、あまり意味はないと思う。できるだけ新鮮なスパイスを用いての料理が望ましい。なにも料理をせずとも、簡単にそれらスパイスの効果を摂取することも可能だ。
インド、特に北インド料理を作る際に欠かせないスパイス。それはキュミン(クミン)、ターメリック、コリアンダーの3種類だ。わたしは、毎朝、殺菌などの効果があるターメリックをはじめ、スピルリナ、モリンガ、大麦若葉、アムラパウダーなどをブレンドしたパウダーに熱湯を注ぎ、はちみつを入れたものを飲んでいる。そのあと、ニンジン、ざくろ、スイートライム、レモンなどを使ったコールドプレスのジュースを飲む。
これだけ飲んでりゃ、十分に健康的だと自分でも思うが、そこにさらに、ジーラ・ウォーターを加えることにした。
ジーラとは、キュミン(クミン)のこと。アーユルヴェーダグラムでは、この水が日々、食卓に出される。夜、水のポットにジーラを入れておき、翌朝それを加熱して数分、煮出す。それを飲むだけ。カレーを作る必要などなく、手軽に殺菌できるというわけだ。
クミンの効果を調べてみるに、枚挙に暇がない。
消化吸収をよくする、便秘を緩和する、免疫力を高める、血圧や心拍を安定させる、炎症を抑える、妊婦の体調を管理する、鉄分不足を解消する、コレステロール値を安定させる……とまあ、盛りだくさんすぎて、むしろ怪しいくらいだが、アーユルヴェーダでも推奨されているし、手軽だし、続けてみるにこしたことはないだろう。
というわけで、今後は外出時も水の代わりにジーラ・ウォーターを携えて、健康管理に努めようと思う。
ところで最後の写真は、先日デリーのDASTKARで購入したカシミール産のパールガーリック。コレステロールの安定に極めてよいのだとか。フェヌグリークというスパイスもいいが、これもいいらしい。夫が遺伝性の高コレステロール症なので、試しに買ってみた。毎朝2粒ずつ、食べるとよいらしい。
そらそうと、アーモンドを夜、水に浸しておいて、朝、ふやけたものを食べるのもまた、極めて身体によいとされている。たまに食べてる。ほぼ、健康オタク状態だ。