ロックダウン12日目。軟禁生活16日目。わたしは毎日、何をやっているんだろう……というくらい、瞬く間に時間が流れる。雑念、邪念をなかなか捨てられず、集中力は低いまま。あと一つ、仕事を片付けたら、当面の本業プロジェクトは、毎月のラジオの収録などを除いてすべて終了。
それをすませたら、次を考えよう。もう、何を焦ることもないのだ。
東京に暮らす若き友とZooMuse。海外在住経験があり、日本を俯瞰してみることができる彼女のジレンマを思うと、わたしの比ではない。若い世代、子どもたちに、明るい未来へと導けない大人としての自分。
影響力のある日本の大人が、今、日本が置かれている状況を冷静に判断し、方向性を強く提案して欲しいと願う。一刻も早く。
さて。昨日のランチは、Gourmet Gardenから届いた新鮮野菜でのサラダ。欧州旅で購入していた良質のオリーヴオイルとバルサミコ酢、貴重なアンチョビーをトッピングして食べる。ポーチドエッグ作りに失敗して、卵が悲惨な姿になってしまったが、まあ、いいってことで。
Freshtohome.comで購入し、冷凍していたアトランティックサーモンを、1パック500gを解凍する。あと1パック残っている。こんなことなら、もう少し買っておくべきだったと、鶏肉メインの冷凍庫を見て思う。
いつもより少なめに、ちまちまと供する。普段より少ないが、しっかりした味付けにすれば満足度も高かろうと、1日目は、塩胡椒をして小麦粉をまぶし、バターをたっぷりフライパンに落としてのムニエル。2日目は、味噌でマリネしておいたものを焼く。同じ素材でも、異なる感じでおいしい。
貴重な日本米と、茅乃舎のだしで作ったお吸い物。それで十分に満足感。
そして夜9時。すでに記録に残したが、9分間の祈り。
心静かに、祈る。
奇妙なライフとなってしまったものだ。