ロックダウン40日目。軟禁生活44日目。昨日、日曜日の朝は、「インスタライブ」に初挑戦。ニューヨークに移住した当初に出会い、遊んで、仕事して、遊んで、遊んだ、メイクアップアーティストのMICHIRUさんが声をかけて実現した。
インドらしさを出すために、サリーを着用。気温が30℃を上回る夏日のなか、しかし「南国風情」を出すべく、最初は庭で。途中から屋内へ移動。
アーユルヴェーダ的なヘルシーライフに関心のある人は少なくないようで、概ね好反応だったと思う。あっという間に1時間がたった。
iPhoneに向かって、一人語るYoutube撮影よりも、当然ながら相手(みちるっち)に向かって話し、誰かがそれを見ていると思うと、話しがいが増すというものだ。楽しかった。動画は後ほど、CHANNEL MUSEにアップロードを試みようと思う。
東京を拠点に、国内外を飛び回って活躍するみちるっちとは、業種は異なれど、出会って20年あまり、ずっと接点があり、ご縁がある。懐かしき写真は、確か1999年。Muse Publishing, Inc.のオフィス兼自宅の狭いステュディオに、ゲストがみっちりと集まってのパーティを、しばしば開いたものだ。
アルヴィンドとはまだ結婚しておらず、彼はフィラデルフィアのMBAに通っていて、週末、互いに行き来する「遠距離恋愛中」であった。諸々、懐かしい。
さて、インド。今日からはもう、ロックダウンが緩和され、行動が自由になりつつある。しかし先行きの覚束ない世界に、気分は晴れず。メイドを呼ぶ気分にもならず。
掃除機をかけ、洗濯機を回し、モップで床を拭き、汗を流す達成感。そのあとにシャワーを浴びすっきりとする。しぼりたてのジュースを飲み、朝食を食べる充足。その朝の一連の作業を終えたあとに、香りのよいコーヒーを飲む瞬間を至福と思える日々の連なり。
ゆえに、気持ちの切り替えどころが、つかめない。
メイドに家事を託すことが、果たして健康的な暮らしなのか……とさえ思える。時間は、もっと欲しいのに。矛盾である。
今朝はインドの友人らから、ポジティヴなWhatsAppが次々に届いた。今日から自分の経営する会社のオフィスに復帰する友人ら数名が、オフィスの写真や動画を添えて、その喜びをシェアしてくれる。
マスクをして働く従業員らの様子も映し出され、少しずつ、事態が改善されているのを目の当たりにしつつ……。
さて、わたしはどう動くべきか。
昨日は、お気に入りの淡いピンクの蓮の花が開いた。今年初めての開花だ。
くよくよするな。未来を憂うな。背筋を伸ばしてまっすぐに生きよ。と、言われている。
がんばらな。