バンガロールに暮らし初めて16回目の年の瀬。この家で、こうしてのんびり大晦日を過ごすのは、初めてのことだ。
10回余りをアーユルヴェーダグラムで過ごし、あとはバンガロールクラブやホテルにて、賑やかにカウントダウンを楽しんだ。
今年、やり終えておきたいこと、書き終えておきたいことを仕上げられないままだが、それはそれ。焦燥や悔恨を捨てて、まずは元気でいられることに感謝だ。
パンデミック世界でも、夫と4猫、そして家族、身近な友人らが、つつがなく一年を終えられそうで、よかった。
先ほどランチに、年越し蕎麦を意識して、蕎麦を食べた。ちょっと早いが、一年を締めくくりつつある感じがする。
🙏
信心深さもスピリチュアルの片鱗をも感じさせなかった我が夫。昨年一月、義父ロメイシュ・パパが急逝して直後は激しく精神状態が荒れていた。
しかし、しばらくしてのち、心の寄る辺を精神世界の指導者に学び始めてから、ずいぶん落ち着き、価値観に変化を得た。
彼は週に一度、サットサンに赴いている。偶然にも近所に、同じ師を仰ぐ人がいて、サットサンを実践していたのだ。「サットサン」とは、いくつかの解釈があるようだが、サンスクリット語で「真実を探求する人々の集い」といったところか。心の在り方の勉強会のようでもある。
今日はその集いの、今年最後の日。仲間たちに何か贈りたいのでお菓子を焼いてくれと頼まれたのだが、お菓子よりは、こちらがいいだろうと、毎度おなじみの短冊を書く。ミューズ・クリエイションの活動指針には、慈善活動だけでなく、日印友好の文化的交流も含まれる。
こうして、日本の文字を伝えることも、ささやかながら、文化交流になっていると願いつつ……。仲間たちの名前の意味を英語で書いてもらい、そこから日本語に訳す。
永遠、光明、守護、寛大、繁栄、道徳、慈愛……。
漢字とは、なんと美しい文字だろう。日本語とは、なんと美しい言語だろう……。この文字や言葉を操ることができること楽しさを思う。
ことばを、丁寧に紡がねば。
頼まれていないけれど、「希望」をたくさん書いた。去年に引き続き、来年にもまた、希望を託して。
それでは、よいお年を!
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