(日本語は下部に)
It has been more than a month since I returned from my trip to Japan, but there are more than a few scenes from the trip that I would like to record.
In particular, I would like to introduce some shops for Japanese crafts. Many of my Indian friends are likely to visit Japan in the future. I would recommend some shops for them to buy souvenirs.
It is a shop specialising in fans in Kyoto founded about 180 years ago. I’m sure that you will find your favourite fan.
ONISHI KYOSENDO
http://www.onishi-kyosendo.jp/
🇯🇵The following text is written in Japanese. The auto-translation is often incorrect and misleading.
一時帰国から戻って1カ月以上が経つが、記録しておきたい旅の情景が、少なからず残っている。インドに持ち帰ってきた日本の工芸品についても触れておきたい。これらは、インドの友人たちに向けても紹介したいところである。
わたしの周囲には、日本に関心を持つ友人知人が多い。彼らの多くは、「日本の善きもの」を求めているが、どこで何を買えばいいかわからない人たちが大半だ。メイド・イン・ジャパンとて、玉石混淆。雑多な土産物屋で、大量生産される和小物や、日本の伝統工芸と見せかけての外国産、低品質な商品も数多、出回っている。
日本人であっても、店選びは簡単ではないかもしれない。パンデミックの数年前から、一時帰国のたびに「量より質」で、日本の工芸品を、少しずつ持ち帰りはじめた。実家に眠っているものもあれば、新たに買い求めたものもある。
今回、京都で「軽くて壊れにくいすてきなもの」を買った。その一つが、扇子。京都を去る前日、中京区の三条名店街をふらりと歩いていたときに見つけた「京扇子司 大西京扇堂」。今から約180年前、天保年間に創業という老舗だ。
扇子は新居に飾りたいと思っていて、買うつもりでいたことから、迷わず店内へ。お店の方に話を伺いつつ、あれこれと見比べた結果、夫が好む「桜」と「紅葉」がリバーシブルで楽しめる、麗しくも艶やかな手描きの扇子を買うことにした。
それから、実用性のあるものを……ということで、般若心経が書かれた扇子を選ぶ。今年に入って、心を鎮めたいときに、般若心経を書きはじめた。昔はすべて暗記していたが、このごろは漢字などを忘れてしまう。これがあれば、いつでもどこでも、さっと広げて確認できる。
扇子の中には、インドの白檀(多分ここカルナータカ州マイソールのサンダルウッド)を用い、京友禅作家の絵を施したオリジナルの作品も並んでいた。日本とインドのコラボレーションが美しい。
店の一隅では、九代目の店主、大西庄兵衛氏が、黙々と、扇子に「透かし」を入れる作業をされていた。店舗の奥のお屋敷の、その奥行きの深い和空間がなんとも言えず、魅惑的であった。
新居にて、持ち帰った扇を広げる。3月に飾り付けて以来、いまだに出しっぱなしの雛人形の前に置いてみれば、なんともいい塩梅! 来年には、地階の「多目的すぎるホール」一隅を和室にする予定なので、完成の暁にはそこに飾ろうと思う。
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