古代エジプトにおいて、テーベと呼ばれた地、ルクソール。現在も数多くの遺跡が残っており、エジプト観光では外せない場所のひとつだ。ルクソールの街は、南北に流れるナイル川によって、東西に分断されている。 太陽が昇るナイル川の東岸には、カルナック神殿やルクソール神殿など「生」を象徴する建造物が点在する。一方...
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濃厚な一日を終えて夜。エジプトとはいえ、我々グループに貸し切られているこのクルーズ船。食事のブッフェもエジプト料理にインド料理が加えられ、しかし違和感なく調和している。 旅の幹事が用意してくれたエジプトのコスチュームを身にまとってのパーティ。平たい顔族のわたし以外、みな、似合いすぎている。というか、...
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エジプトの古代遺跡といえば、ピラミッドやスフィンクス、王家の谷くらいしか知らなかった。世界四大文明の一つがエジプト文明であり、ナイル川は世界で一番長い川であり、ナイル川のデルタは肥沃な三角地帯であり……と、地理や世界史の授業で習った程度の知識。 思えばインド移住前の、わたしのインドに対する知識はその...
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今は4月27日の夕暮れどき。船室の、左手の窓に、沈みゆく夕日を眺めながら、ペンを執っている……もといキーボードを叩いている。 今日は、ランチをはさんで午前、午後と2つの街に停泊し、2つの寺院を訪れた。その合間に、船内での考古学者によるレクチャーを受ける。船旅の序盤にして、古代エジプトの神秘が炸裂。脳...
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オールド・カタラクトホテルに別れを告げ、目指すはクルーズ船の桟橋。ここで総勢80名を超えるバンガロールの友人知人らと合流、YPOメンバーのリトリートが始まった。 初日は出港せずアスワンに停泊。船内でランチを終えたあと、ヨットに乗ったり島の寺院を訪れる予定だったが……。この地には、年に1、2回しか発生...
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エジプト滞在は実質2日目にも関わらず、すでに9回目の投稿。毎度、書き残すことの多いこと。旅とは発見の連続で、それも初めての地となれば尚更で。旅が終わるとたちまちインド日常に没入し、旅情は霧散してしまう。故に毎回、旅の途中に記すようにしているのだが、すでに追いつかない。 明日からのグループツアーを前に...
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アブ・シンベル大神殿へのドライヴを終えて夕暮れどき。灼熱の太陽が傾き始めたころ、オールド・カタラクトホテルにチェックインした。アガサ・クリスティが『ナイルに死す』を執筆した場所でもあり、古くから多くの著名人をゲストに迎えてきた。 1899年、英国の旅行会社が避寒地として建てられたリゾートがオールド・...
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途方もなく長い歳月、砂に埋もれ眠っていたアブ・シンベル大神殿の一部を見つけ、発掘の契機を作ったのはスイス人の東洋学者ヨハン・ルートヴィヒ・ブルクハルト。1813年のことだという。エジプトの大地は、インドの大地と同様、欧州列強の人々により、好き勝手に「発掘され(荒らされ)」、大小様々な大いなる遺産を「...
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乾いた大地を4時間ほど走り抜けた果てに、アブ・シンベルに到着した。ここには小さな空港もあるため、多くの人は空路を選ぶが、わたしたちは敢えてドライヴを選んだ。砂漠を突っ切ってたどり着きたいと思ったからだ。わたしは1992年にモンゴルを一人旅したが、その理由の一つは「広大無辺の砂漠(荒野)に身を置きたか...
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エジブトで迎える初めての朝。昨夜はフライトの遅れもあり、ホテルにチェックインしたあとは、シャワーを浴びて、すぐに寝た。ナイル川に浮かぶ島に立つホテルMovenpickには10時間足らずの滞在。7時にチェックアウトして、ガイド氏とともに車に乗り込む。 目的地は、エジプト最南端、スーダンとの国境にほど近...
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