✈︎空港近くのヤラハンカ地区にある新居が完成して1年以上が経つ。我がヴィラの周囲はまだ工事中の物件が多く、すべてが完成するまでにはあと、2、3年はかかりそうだ。平日は埃や騒音に悩まされるため、しばらくは旧居との2拠点生活が続くことになる。
最初は面倒ではないかと懸念したが、今ではここで週末を過ごすことが気分転換となり、人生が豊かになったと感じる。新居はメイドがいないので、掃除はたいへんだが、それもエクササイズと思えばよい。数カ月に一度、ディープ・クリーニングに来てもらっているので問題ない。
旧居もまた居心地がよく、ゲストには「長居されがち」だったので、友人らをして「バンガロールのパワースポット」と呼ばれていたが、この新居は、旧居を超越してパワースポット風味が強い。空港至近の地の利のよさも手伝って、この1年余りの間に、本当に多くの人が立ち寄り、共に過ごしてきた。
そして毎度、時の流れを忘れる「龍宮城」状態である。🐉
そしてわたしは、乙姫である(ごめん)。
さて、土曜日は日本人補習校&ランチから戻ったあと、ゲストが来訪された。日本のスポーツ用品メーカーであるアシックス ASICS の駐在員として、今年デリーに赴任された山岸さんだ。彼のことは、共通の友人から紹介されていて、バンガロール出張にときにはお会いしましょうという約束をしていた。
彼から最初にWhatsAppのメッセージをいただいたとき、プロフィールの写真を見て目が釘付けになった。モンゴルの民族衣装であるデールを着用し、モンゴリアン・ハットを被って乗馬している姿だったからだ。聞けば、内モンゴルを旅されたときの写真だとのこと。わたしが1992年に旅した時の『モンゴル旅日記』のサイトをお知らせするなど、お会いする前からやりとりをしていた。
土曜日。来訪直前に送られてきた現在地確認の地図を見て、思わず笑ってしまう。あたかも馬で駆け付けているが如くの絵面につき。🐎
実は山岸さんが来訪される前、わたしたち夫婦の靴のサイズを尋ねられた。ゆえに「……ひょっとして💓」と、淡く期待していたところ……! アシックスの紙袋を2つ携えて登場された。
なんでも最新のモデルらしく、とにかく履き心地がいい! Ortholiteという靴底がふわふわで、しかし安定感がある。実は、わたしは米国在住時から、スニーカーといえばナイキを選んできた。
しかし、最近になり、わが夫はじめ、わたしのインド人の友人らが、オニツカ・タイガーやアシックスが「履きやすい!」と絶賛していたこともあり、数カ月前のムンバイでオニツカ・タイガーの「日本製」を購入。さらには先日、ブリゲード・ロードのアシックスで「ド派手」なスニーカーを購入したのだった。
下に記録のリンクを貼っているが、実に「45年ぶり」のオニツカ・タイガーであり、アシックスである。
アシックスのスニーカー。履き心地のよさの「進化っぷり」に驚かされた。実は先日の旅行で、霊山アルナーチャラの周囲14kmを、2回も歩いたという話は記したばかり。1周目はビルケンシュトックのサンダルで歩いた。非常に歩きやすいのだが、しかし、鼻緒にあたる部分に少し豆ができたので、2周目はド派手アシックスで歩いた。
すると、膝も腰も痛むことなく、本当に快適だった。
中高時代のバスケットボールで腰や膝を痛めていたわたしは、30代まで悪化の一途を辿っていた。将来どうなるのかと懸念していたが、インドに移住し、アーユルヴェーダでほぼ完治。とはいえ、このところ、少し腰や膝に少し痛みがでるようになっていた。そんなこともあり、健康管理&エクササイズ、そしてシューズ選びは重要課題なのである。
かようなタイミングで、この最新のシューズをいただけたのは、非常にうれしい! 落ち着いたブラックながらも、靴底のカラーグラデーションがきれいでおしゃれ。夫も大喜びだ。
ちなみに、アシックスの母体である鬼塚株式会社(1949年創業)の創業者、鬼塚喜八郎は、戦後まもないころ、バスケットボールシューズを製造。青少年育成に貢献し、より良い未来を再建することを企業理念にされていたという。
アシックスの名前は「足」にかけてる? と思われそうだが、実際は、
“Anima Sana In Corpore Sano”「健全な身体に健全な精神があれかし」というラテン語の頭文字をとっているとのこと。まさに、健全な精神は健全な肉体から、だ。
そう。ここ数日、明後日開催の『インドでの食生活と健康管理』のセミナーに向けて、資料を絶賛大改訂中のわたしにとっては、膝を打つしかない企業理念である。
山岸さんとは、最初は夫も交えつつ、ビジネスの話、旅やライフについての話も尽きず。我々夫婦の新たなビジネスでも、今後何らかの形で協調できそうだ。彼はその日の夜のフライトでデリーへ戻られたが、フライトがなかったら、多分、夕飯までご一緒する流れとなったであろう。
我が家にいらっしゃるご縁のある方の大半は、特に『月光ライブラリ』を気に入られる。本当に、最高の空間なのだ。この日もまた、4時間ほどの会話を通して、わたしも刺激を受けることの多く。そして、アシックスのスニーカー、最高!😸
ちなみに、わたしがこうしてソーシャル・メディアに掲載するのは、ご本人の了承を得た方のみ。基本的に、ビジネス関係者については言及していないので、念のため。
さて。書きはじめれば尽きず。そろそろセミナー資料作りに戻らねば。
😄1992年にゴビ砂漠で撮影した、我が『モンゴル旅日記』の表紙の少年。山岸さんの子ども時代とそっくりらしい。彼とこの少年は、同じ年くらいではないだろうか。どう成長しているのだろう。ネットで探したら、見つかるだろうか。試してみようかな。
🏀45年ぶりに履く、オニツカ・タイガー。メイド・イン・ジャパン
https://museindia.typepad.jp/fashion/2023/06/onitsuka.html
🇲🇳モンゴル旅日記(1992年)
http://www.museny.com/tabimuse/mongol/mongol.htm
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